周囲を見渡すと、子供と老人を除けば殆どの人が働いています。
働くことを楽しいと感じることもあるのですが、出来れば働きたくはないと思うのが普通であろうと思います。
本当に働きたくて働いている人はどれぐらいいるのだろうか・・・。
働きたくないのに、殆ど働くことになる・・・、これが普通であって、常識なのだと思います。
しかし、常識であるが故に、矛盾に気が付かないことは無いでしょうか。
関係性の矛盾
本来であれば、働かなくても良いので働かない・・・となるはずです。
しかし、働かなくても良いのに働く・・・や、働きたくないのに働く・・・という人は多いと思います。
働かなくても良いことや、働きたくない・・・というのは、はっきりした基準が無いので、実は正しく認識することが難しいのかもしれません。
そのため、周囲の人はどうしているかや、一般的にはどうか、知り合いはどうか・・・などと、相対的な比較によって認識しているように思えます。
その結果、自分の矛盾は認識しにくく、他人であれば客観的に評価するため矛盾に気が付く・・・というようになる気がします。
みんながそうするから気付かないこと
沈没船ジョークというのをご存じでしょうか。
色々な国の人が乗り合わせる船が沈没する際、海に飛び込むために船長はどのような説得をすれば良いか・・・という例え話です。
アメリカ人に対しては、「飛び込めばあなたはヒーローになれます」、ドイツ人に対しては「飛び込むのがルールです。」だそうです。
一方、日本人に対しては、「皆さん飛び込んでます。」となるそうです。
この例え話が表す通り、やっぱり、日本人は皆がやっていることに合わせておけば間違い無い・・・と考える人が多いと思います。
客観的に見ると矛盾を感じることでも、自分のこととなると、皆がやっているから間違い無いと、全く違った捉え方になってしまいます。
正しく評価して矛盾を無くすこと
いつまで働くかについては、人生に影響を与える大きな判断であろうと思います。
しかし、実は多くの人が矛盾を抱えながら働き続けているのではないでしょうか。
もし、余命〇日と宣告されたなら、そのような生き方はしないはずです。
何となく時間は無限にあると誤解してしまうので、深く人生のことを考えず、流れに身を任せ、周囲に溶け込ませてしまうのだろうと思います。
今まで気付かずに浪費してしまった時間は戻せないのですが、浪費していることに気付くことは今からでも出来ることかもしれません。
アーリーリタイアは人生の浪費を止めることでもあると思っています。
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