長生きしても枯渇しないリタイア資金はいくらか・・・と悩みます。
何歳まで生きるかは分からないため、普通に計算すれば答えは出てきません。
しかし、公的年金と資産運用は半永久的なものですので、理論値であれば算出が出来ます。
公的年金と資産運用も絶対ではないので、あくまでも理論値ですが、目安が分かれば参考になりますよね。
お金が無くならないかが分かる計算式
以下の計算式で半永久的にお金が無くならないか確認できます。
年金受給開始時点で、年金額+資産運用収入≧生活費
※資産運用収入はインカムゲインを前提とします。
当たり前のことですが、年金と資産運用収入の合計(収入)が、支出を上回っていればお金は無くなりませんよね。
ポイントとしては、長生きすれば資産が底をつくと感じるのですが、年金とインカムゲインは半永久的に継続するもので、これらが支出を上回れば理論的にはお金は底をつきません。
年金の受給が始まったら、あとは年金と生活費の差額分だけ資産運用収入で埋めることが出来れば良いのです。
この計算式から逆算していく
この計算式を構成する要素は、①年金額、②生活費、③運用利回り、④65歳時点での保有資産です。
①年金額はねんきん定期便で確認できますし、②生活費は家計簿アプリなどを使って今の生活から調べることが出来ると思います。
問題は③運用利回りですが、何で運用するかによって、リスクとリターンが変わってきます。
もしRanpaのようにJリートで運用するなら、③運用利回りは4%(税引後)ぐらいを設定できるかもしれません。
①~③が決まれば、計算によって④を導き出すことが出来ます。
計算例
例えば、45歳でアーリーリタイアをするとします。
前提となる①年金額は180万円/年、②生活費は240万円/年、③運用利回りは4%として、④の65歳時点での保有資産の計算をすると1,560万円となります。
年金受給開始時に1,560万円あれば、生活費と年金額の差額となる赤字部分60万円は運用収入で補填することが出来ます。
45歳でアーリーリタイアして、20年後の65歳の時に1,560万円が残っていれば、理論的には半永久的に生活を続けることが出来ます。
さらに、生活費240万円/年、運用利回り4%、この2つの条件をもとに45歳の時の必要額も計算出来ますので4,186万円になります。
数字ばかりでややこしくなりましたので、続きは別のブログで推移表を作成して掲載してみようと思います。