リタイア後にお金が無くならない計算式を検証してみます

2020年10月16日金曜日

リタイア後の収入


年金受給開始時点で、年金額+資産運用収入≧生活費資産運用収入はインカムゲインを前提とします。)であれば、当たり前ですが、半永久的にお金は無くならないことを記載しました。

当たり前ではあるものの、改めて計算するとアーリーリタイアの手助けとなることが色々と出てきますので、もう少しこの計算式について考察してみます。

完璧な答えにはなりませんが、長生きしても枯渇しないリタイア資金はいくらか・・・という難問を解くヒントにはなると思います。

シュミレーション表

簡単な計算式でアーリーリタイアの可否が分かる」に記載した条件をもとにシュミレーション表を作成してみました。


45歳から年金を受給する65歳までは資産額は減っていきます。

しかし、65歳になって年金を受給すれば収支が±0となり資産の減少は止まります。

この状態となれば、理論的には半永久的にお金は無くなりませんよね。


この計算式から分かること

この計算式を構成する要素は、①年金額、②生活費、③運用利回り、④65歳時点での保有資産ですが、このうちアーリーリタイアの計画をする際に重要となるのは②と③であろうと思います。

①の年金額は固定されてしまうのですが、②生活費と③運用利回りは調整することが可能です。

②と③の数字を調整すれば、あとは単純な計算でアーリーリタイアに必要な金額が見えてきます。

逆に言えば、動かすことの出来ない①の年金額は、アーリーリタイアに必要となる金額に大きな影響を与えています。

考慮すべき事項としては

ねんきん定期便に記載された年金額を信用して良いのか・・・や、資産運用の利回りを固定して良いのか・・・や、通常の生活費以外の費用はどうするのか・・・など、この計算式がカバーしていない事項は色々あります。

このように不確定な要素によって計算が狂う可能性は十分にあるのですが、ある程度のバッファーを持つことで担保出来ると考えます。

例えばこのケースであれば、計算上では45歳時に4,186万円あれば良いこととなるのですが、万一に備えて6,000万円を設定しておくなどです。

ただし、理論的には半永久的にお金が無くならないため、今回のケースでは死亡時にも1,559万円の資産を残してしまいます。

もし、年金額≧生活費であれば資産を使い切ることが出来るのですが・・・。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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