【エネミーは自分】アーリーリタイアを妨げるのは意外なもの

2021年4月25日日曜日

アーリーリタイアの実態

昨年3月、コロナショックで投資している資産の価格が急落し、最大で1,800万円近くのリタイア資産が無くなりました。

しかし、その後は少しずつ値を戻し、今ではコロナ前よりもリタイア資産は増加しています。

値を戻す過程において、最初は何とか評価損益がプラマイゼロに戻ってくれれば・・・と、願っていました。

その後、プラマイゼロになれば、安定的にプラスになるぐらいまでもう少し上昇して欲しい・・・となり、さらに上昇するともっと上がれ・・・と思うようになりますね。

感覚が麻痺するというか、状況が変われば、さらに別の次元を目指してしまいます。

お金を持つ感覚

社会人になったばかりの頃、100万円を貯めるのはかなり難しく、大きな目標だったように覚えています。

何しろ、金融機関の初任給はかなり安く、月に1万円を貯金すると生活に余裕が無くなるような感じたっだですから。

しかし、実際に100万円に到達した時には、それほど大した金額であるように感じなかった記憶があります。

到達するまでは、難しく、大きな目標と感じるのですが、到達すると、それで満足することなく、次の目標を立ててしまいます。

100万円に到達すれば、自然と150万円を目指してしまいませんか。

人間の持つ欲望には限りがなく、手に入れても、満足は出来ない仕組みになっているように感じます。

お金持ちがさらにお金を増やそうとする行動

普通の人からみると、長者番付にランキングされているような人は働かなくてもよいのではないかと思います。

巨額な資産を持っているのですが、本人達にとってみれば、それでも満足は出来ない気持ちがどこかにあるのでしょうね。

一般の人でも、ある程度の資産を築いているのに働き続ける人は多いと思います。

本当は満足しても良いのに、満足することが出来ない人間の仕組みがそうさせていると考えます。

例えば、最初は〇〇千万円貯めれば十分なので会社を辞めよう・・・と考えるのですが、実際に〇〇千万円貯まった時には少ないと感じ、もっと貯めようと次の目標を立ててしまいます。

満足することが出来ない仕組みによって、働かされ続けてしまうのですよね。

満足が出来ないのは錯覚

Aさんはもう苦労して働く必要は無いのに・・・と、他人事であれば冷静に分析することができるのですが、自分のこととなるとどうでしょうか。

他人から見ると働く必要が無いように見えても、Aさん本人はまだ働かなくてはならないと感じているのではないでしょうか。

現状に満足せず、さらに上を目指そうとする欲望が、正しい判断を妨害しているのでしょうね。

欲望が、まだ働かなくてはならないという錯覚を起こすのだろうと思います。

この欲望はアーリーリタイアを妨げ、不必要に働かせることになる原因になっていると考えます。

欲望によって、努力し、到達が出来ることもあるのですが、欲望によって、永遠に到達を妨げることもあるように思えます。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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