アーリーリタイアには様々なリスクがあると思います。
貯金が底をつくリスクや、仮に再就職をしても条件の良い職場が見つからないリスク、暇すぎるかもしれないリスクもありますね。
そもそも、サラリーマンとして働いている今の条件が良ければ、辞めること自体にリスクがあると思います。
やはり、アーリーリタイアは片道切符なので、スタートするにはリスクを回避する計画が必要です。
計画時に忘れがちな、アーリーリタイア最大のリスクについて記載します。
リタイアする年齢で異なる
投資経験が無いまま定年退職をした人であれば、恐らく、その後もそのまま資産運用をすることなく過ごすと思います。
もし、退職金をもらって初めて投資デビューする人がいるとすれば、それは失敗する可能性の高いパターンですよね。
リタイアする年齢が若いほど資産運用をしている人の割合は高く、遅くにリタイアした人ほど低いのだろうと思います。
早めのアーリーリタイアをした人の場合、恐らく、殆どの人は何等かの資産運用をするとは思うのですが、残り一部の人はリスクを避けて、金融資産は銀行預金だけという人もいるはずですよね。
資産運用しないアーリーリタイアのリスク
最近、海外での物価上昇のニュースを見るようになったのですが、アーリーリタイアは物価上昇に注意する必要があります。
少しずつの物価上昇であっても、リタイア後の生活は長くなるため、必ず計画に影響が出てきます。
もし、働き続けていれば、物価の上昇とともに給料も上昇するのですが、無収入で資産運用もしない人は、物価上昇に取り残されてしまうでしょう。
今、銀行に1億円の預金があったとしても、10年後、20年後には今の1億円の価値では無くなり、今の価値を前提にリタイア後の計画をしていたなら、足りなくなってしまうかもしれません。
アーリーリタイアしたならば、物価上昇に備えるためにも、物価に連動する資産運用をしておくべきと考えています。
インフレの恐怖
40代以下であれば、基本的に物価が上昇する環境のイメージが出来ないと思います。
大人になってからは、基本的にずっとデフレが続いているため、デフレ慣れしているからですね。
しかし、基本的に海外では物価は上昇を続けていますので、今の状況がおかしい訳で、今後は国内でも上昇していく可能性は高いと見ています。
給料も公的年金も物価に連動するため、サラリーマンを続けていれば安心です。
ただ、若い年齢でアーリーリタイアをした人は、金融資産も公的年金も少なく、物価上昇に対抗するものが殆どありません。
感じにくいだけで、物価高はアーリーリタイア最大のリスクになるかもしれません。
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