リタイアされた方の生活費を見ていると、10万円/月、20万円/月、30万円/月・・・と、様々です。
何となく、その金額で生活感を想像することが出来そうです。
ただ、よく見ると住宅費の額が大きな人もいれば、ゼロの人もいますよね。
エンゲル係数のように住宅費は一定の法則性があるものではなく、意外に生活費から生活感を正しく想像するのは難しいのかもしれません。
月20万円の内訳
例えば、生活費が20万円/月として、そのうち住宅費が10万円の人・・Aと、5万円の人・・Bがいたとします。
Aは住宅費を除いた10万円/月で生活し、Bは15万円/で生活しています。
一見すると、Bの方が潤っているだろうと想像するのですが、Bの家は極端に狭小であったり、古くてボロボロであったり、山奥のド田舎であったりするかもしれません。
実際に訪問すると、Aのほうが潤っているな・・・と、逆転するのかもしれません。
奥が深い生活費
実際に訪問した際、駅近で高級な住宅に住んでいれば、何となく潤っているように感じるのだろうと思います。
しかし、生活費の大半を住宅費で占めているかもしれません。
生活費を見たところで、本当の生活感を理解することは出来ないのではないかと思えてきます。
身近で簡単に思える生活費ですが、意外に奥が深いとも言えますね。
会計書類に例えると
公開された毎月の生活費とその内訳は、会計書類に例えれば、損益計算書のようなものであろうと思います。
お金をどうつかって、収支はどうだったか・・・ということは分かるのですが、何を持っているのかは分かりません。
一部の数値を見ただけで、この人は〇〇だろう・・・と考えていると、実は全く違っていた・・・ということもあるのでしょう。
参考にする際には気を付けなくてななりませんね。
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