リタイアの準備をしている今がピークではないかという不安

2017年11月17日金曜日

残りの会社生活

旅行は計画しているときが楽しさのピークと言われることがあります。
あれもこれも準備をして、いろいろするぞ・・!!と気合が入っている時期ですが、リタイアの準備をしている、まさに今がピークなのではないかという不安があります。

アーリーリタイアやセミリタイアを目指している人

「○○万円貯めたら退職する」という目標を定めて頑張っている人は多いですが、具体的に退職する日まで決めた人は少ないように思います。お金はあった方が良いですし、先々への不安もあるため、アーリーリタイアやセミリタイアのために本気で退職を決意した人は一部ではないかと思います。

多くのサラリーマンにとってアーリータイアやセミリタイアは、夢であり目指したいものであるため、「できればいいな・・」は多くの人が考えているはずです。しかし「やる」と考える人は一部で、両者には大きな差があるといえます。

余談ですが、アーリータイアよりセミリタイアを目指される人の方が多く、Googleの検索でも、アーリーリタイアは34.7万ですが、セミリタイアは74万と表示されます。早期退職としては変わりませんが、リタイア後も何かしら働こうと考えている人の方が多いということでしょう。



夢は、夢のままのほうが良くないか

誰でもある程度の収集癖を持っています。ブランド品や家電製品、新型が出た場合に買いたくなるなど・・・。今、持っていないものを、手に入れたくなることは普通の人が持つ欲望ですが、実は手に入れるまでが楽しく、手に入れてしまえばそれほど満足できるものではなかった経験はありませんか?

アーリータイアやセミリタイアがサラリーマンの夢であっても、それが現実のものとなれば満足するほどのものではない可能性はあります。「夢を追うこと=ないものねだり」であって実は「=現実逃避」であるのではないかということです。

アーリーリタイアされた人のブログを読んでいると

アーリーリタイアを実現され、既にリタイア生活に入られている先輩方のブログを拝見していると、「暇になると思ったが結構忙しい」と言われているものが多いように思います。その他、「お金はあまり使わなくなる」ことや、「人と接しなくなる」ことも、共通点として確認できます。

リタイア後の生活資金は最大の心配事項ですが、お金の心配をされている記載はなく、人と接しなくなることによる疎外感の記載は多いようです。

サラリーマンは会社という社会生活との窓口で、多種多様な人と接し、色々な情報を入手しています。実際にRanpaも44歳になりますが、新たに学ぶことは多くあります。それらの窓口が無くなってしまうことは、これまで経験したことのない疎外感として感じることは予測されます。

先日yahooのニュースに「早すぎるリタイアはリスクがいっぱい」という記事が掲載され、フランスの調査機関による調査では、60歳で退職した場合は、65歳まで働く場合に比べて認知症と診断されるリスクが約15%高かったことが報告されていました。

さらに、リタイアしてからしばらくは自由な時間がうれしいかもしれないが、そのうち、1日中のんびり過ごすことに嫌気が差し、まるで終身刑に服している気分になってくる。とも記載されていました。

リタイアの選択を失敗と思わないように

多くの人はリタイアの失敗はお金に関することと思われますが、実はそれ以外にも伏兵が隠れている可能性があります。

既にリタイアに入られた先輩方の情報をチェックして、後悔しないよう、準備できるものは今のうちに準備をしておくことにしましょう。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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