悲報、公的年金の受給開始年齢を引き上げる?

2018年4月19日木曜日

退職ニュース

財務省が、公的年金の受給開始年齢の引上げを考えているようです。少子高齢社会により、制度の維持は困難であろうと感じていましたが、早くもその動きです。

65歳から68歳へ引き上げを検討

ターゲットはRanpaを含む、団塊ジュニア世代のようです。先日「驚いた、40代前半の収入」でも団塊ジュニア世代の不遇を記載しましたが、またターゲットにされるようです。

人生100歳時代となりつつあり、60代は働き盛りなのかもしれませんが、70歳近くにならないと年金がもらえない時代になりつつあります。

財務省の資料には、諸外国でも同様の引き上げを考えており、日本だけではないというものでした。以下は掲載されている検討状況です。
  • アメリカ:65歳 ⇒ 67歳
  • イギリス:65歳 ⇒ 68歳
  • ドイツ:65歳 ⇒ 67歳
  • フランス:65歳 ⇒ 67歳

厚生年金は昔、55歳開始だったようです

厚生労働省の資料に、厚生年金の年金受給開始が65歳に至った推移が記載されています。何度も改正され、65歳開始となっています。
  • 昭和29年まで:55歳
  • 昭和29年改正:男子55歳 ⇒ 60歳(女子55歳のまま)
  • 昭和60年改正:男子60歳 ⇒ 65歳、女子55歳 ⇒ 60歳
  • 平成6年改正:女子60歳 ⇒ 65歳※定額部分
  • 平成12年改正:女子60歳 ⇒ 65歳※報酬比例部分


アーリーリタイアの必要資金に影響

Ranpaの年金見込み額は「ねんきん定期便が着ました、もらえる額は?」に記載しましたが、3年引き上げされると単純計算で450万円の違いが発生します。

普通、450万円が無くなれば大事件ですが、無い袖は振れないということで泣き寝入りするしかありません。

やはり、アーリーリタイアの必要資金に公的年金を入れることは、リスクが高いことであり、もらえればラッキー程度に考えておくべきでしょう。「長生きリスクを考慮した老後の必要資金について考えるにも記載しましたが、これだけで十分というものはありません。

不遇な団塊ジュニア世代

受給開始のターゲットは、団塊ジュニア世代を狙ったものですが、その頃にはまだまだ団塊世代も健在です。

団塊ジュニア世代が年金受給を開始するころには、団塊と団塊ジュニアばかりになって、働き手が少なくなり年金制度が成り立たなくなるのでしょう。

既に受給している世代の受給額を引き下げることが難しいので、新たに受給する者からの調整であれば、それほど影響ないだろうということです。

驚いた、40代前半の収入」に記載しましたとおり、団塊ジュニアには不遇な扱いが多いですね・・・。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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