野村信託銀行については、「ここの銀行の口座は開設しておくべきでしょ」で記載しましたように、他にはないメリットがあります。
リタイアすると振込みが増える
多くの手続きはクレジットカードで手続きができるため、ネットショッピングで振込みを要するケースは少ないですが、稀にカード不可のショップがあります。
証券会社に投資資金を振込む時は手数料を差引くことができたり、手数料不要の即時入金をすることができます、しかし、ソーシャルレンディングの投資資金の振込みは投資家負担となります。
リタイアすると、退職金の投資や公共料金・税金などの振込みが増えるようです。その多くはコンビニ振込ができると思いますが、ソーシャルレンディングの投資資金は何とかしたいものです。
振込手数料の節約
野村信託銀行は有難いことに、月10回まで振込手数料が無料となっているため、使わない手はありません。
ただし、少々不便なところがあるので、その辺りは「ここの銀行の口座は開設しておくべきでしょ」に記載をしています。
出金手数料の節約
ソーシャルレンディングの投資で、もうひとつ何とかしたいことに、出金手数料が高いことがあります。
例えば、200万円の投資をしているクラウドリースでは、分配金を出金する際の手数料として、3万円以上で三井住友銀行以外であれば756円の振込手数料が発生します。
ソーシャルレンディングは「ソーシャルレンディングへの投資を始める①序章」や「ソーシャルレンディングへの投資を始める②投資額」にも記載しましたが、分散して投資をすることがベースとなるので、各社の手数料はなるべく節約する必要があります。
そこで、節約のために証券会社の即時入金の方法を利用します。手順は以下となります。
- 3メガバンクの口座を開設する
- ソーシャルレンディング業者からの出金は開設した口座に行なう
- 開設した出金用口座から証券会社に即時入金をする
- 証券会社から登録している生活口座に出金する
少々面倒ですが、この方法であれば手数料は同行宛の最小額とすることができます。ソーシャルレンディング会社の口座は3メガバンクのどれかになるため、それぞれ開設しておけば同行宛の出金手数料を適用することができます。
クラウドリースであれば、3万円以上で他行宛は756円ですが、同行他支店宛は432円になります。
少々面倒ですが、証券会社の即時入金や出金を利用すれば、メガバンクから野村信託銀行への送金は手数料不要とすることができます。
せっかくの分配金を無駄にしない
振込みや出金に要する手数料はそれほどインパクトの無い金額ですが、せっかく獲得した分配金から相殺されるのは悲しいことです。
分散投資をして効率的なリターンを得るためにも、資金の移動は欠かせないものですから、地道にこのような方法を取ってみてはどうでしょうか。