リタイア後の生活を考えれば、物価の変動には注意していかなくてはなりません。
なるべく為替を含めた物価の変動は無いことを願いますが・・。
リタイアしている人にとっては
デフレとは、モノやサービスの値段が下がることなので、一般消費者には良い社会のように思われます。
特に、リタイア生活をする人にとっては、限られた資産や年金額で購入するとなれば、安くなるのは有難いことです。
45歳でアーリーリタイアをするには、どれぐらいの資産が必要か、何度も試算をしました。
「アーリーリタイア いくら必要、必要資金」、「退職後の生活費を試算してみた」などにも一部記載しています。
働いている人にとっては
モノやサービスの値段が下がった場合、生産者側は困ります。
去年と同じように働いているが、売上は下がってしまった・・・ということになります。
モノが売れないので企業努力で10%値段を下げたとします。
一時的には競合他社よりも安くなったために、その会社は売上増加になるかもしれませんが、競合他社も10%値段を下げてくると、全体の市場規模が10%下がったことになります。
努力したことが、長期的には市場規模の縮小となってしまうのがデフレであって、働いても収入が増加しなくなりますよね。
日銀は物価上昇を目指しているが
企業は今までに無かったサービスを創造し、その対価として収入を得ます。従業員も収入増加となって恩恵を受け、新たなサービスを購入することができるようになる。
このような循環が物価上昇の目指すべきところでしょう。
しかし、物価は需要と供給で成り立つので、働き手が少なくなれば供給不足となって物価上昇となります。
輸入材料の高騰や、少子高齢化が進み、好循環ではない物価上昇が出てきているように思います。
物価が上昇しているもの
先日、「ミニマリスト・断捨離は、アーリーリタイアの要件か」に回転寿司店のことを記載しましたが、回転寿司店でも100円以外の商品の増加に驚きます。
いつもの2貫で150円や200円のような目立つものではなく、3貫で200円など、高くなっているのか安くなっているのか分からない工夫をして単価アップを目指しています。
回転寿司に限らず外食チェーン店は、それぞれ値上げ傾向ですが、これは材料費の高騰によるもので、よい値上げではないように思います。
値段は変わらなくても、容量が少なくなっているものも見かけますよね。
リタイア後のインフレ対策
悪い物価の向上は困りますが、積極的に投資をすることによって対策をして行く予定です。
インフレとなれば投資利回りが上昇するので、物価の上昇に合わせてリターンを増加させることで何とかなると考えています。
ただし、消費税増税を予定していることから、なかなかインフレとなって物価上昇していく社会となるのは想像しにくいことですが・・・。