サラリーマンを辞めると肩書きが無くなる

2018年10月17日水曜日

残りの会社生活

正確には有給消化が終わるまでサラリーマンは続きますが、最終出社日まではあと少しです。

あと少しとなりましたが、日々の仕事は普通にしている毎日ですので、普段と変わらない生活をしています。

しかし、退職すると、会社の人間ではなくなるので、当然ですが大きな違いとなります。

仕事上の付き合い

社外の人とお付き合いをする場合、その殆どは取引に関するものです。

その中には、仕事上のお付き合いであっても、長年お世話になっている人もいます。

しかし、個人としてではなく、会社の担当者としてのお付き合いであって、会社を辞めれば関係の無い人になってしまいます。

個人事業主や中小企業の社長であれば、個人≒仕事として、個人も会社も同じになりますが、サラリーマンは退職により会社としての側面がなくなることになります。


挨拶も電話も肩書きから

社内電話をする時でも、「○○部の○○です・・・」というスタートになり、名刺交換する際にも、「○○会社の○○です」と挨拶します。

Eメールを送付する際も、肩書きを記載します。

サラリーマンを20年以上続けてくれば、「○○会社の○○です」・・・や「○○部の○○です・・・」の肩書きは自分の名前のような認識になってきます。

しかし、会社を辞めれば、それは使えなくなり「○○です」や「元○○会社の○○です」になります。

Eメールを送信したとき

Eメールの最後に、会社名と名前、連絡先を入れたとき、ふと、この肩書きはあともう少しで使えなくなるのだと思いました。

以前「肩書きなしの名刺、これがサラリーマン最後の名刺か」に記載しましたが、既に部門長としての肩書きは無くなっています。

退職すると、今度は所属している会社や部門についても、当り前ですが無くなってしまいます。

長年使ってきた肩書きを使えなくなる違和感と、逆に、あと少しで退職するのに、まだ使っているという妙な違和感を覚えました。


本当のラスト

退職準備を少しずつ進めてきたことで、急激な変化は全くなく、むしろ実感として感じることなく、そんな気になれない・・・というのが今の気持ちです。

ただ、周りの環境は退職に向けて着実に変化しており、「リタイアする者が感じる独特な気分とは」に記載したように、急激ではない分、何となく感じる変化に違和感を覚えるようになってきます。

肩書きについても同様で、小さな当り前のことが、当り前ではなくなる些細なことに、違和感を感じるようになりました。

アーリーリタイア直前となり、サラリーマン生活は本当のラストになってきました。

恐らく、このような感覚でラストを迎えるのでしょう。

自己紹介

自分の写真
金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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