ソフトバンクは定期的に巨額の社債を発行しているので、今回もその一環ですが、リタイア資産の大半を社債で運用していることもあり、気になる商品なので記載します。
因みにRanpaはソフトバンクの社債に2,500万円の投資をしており、年間で約47万円(手取額)の収入となっています。
既に投資しているソフトバンク社債
以下の3種類のソフトバンク社債に投資をしています。
3種類に分かれているのは、たまたまその頃に他の社債が満期となり、受け皿として投資したものです。
第1回劣後特約付無担保社債
利率:2.5%
満期日:2021年12月17日
金額:800万円
第2回劣後特約付無担保社債
利率:2.5%
満期日:2022年2月9日
金額:900万円
第51回無担保普通社債
利率:2.03%
満期日:2024年3月15日
金額:800万円
利率について
今回の社債は仮条件が1.3~1.9%ですので、恐らく中央値辺りの1.6%~1.5%ぐらいになると予想します。
過去の社債に比べれば低いですが、ゼロ金利となった今の環境で1%を超える社債は珍しく投資意欲が沸いてきます。
投資する場合、ソフトバンクは1兆円以上の利益を出す会社ですが、格付けが低いので他の社債よりも高利率になっており、そのリスクをどう考えるかとなります。
ただし、Ranpaは既に2,500万円の投資をしており、ポートフォリオとして偏りが大きくなるので見合わせとなりますが・・・。
格付けについて
ソフトバンクの長期債の格付けとしてJCRではA-となっていますが、S&PやムーディーズはそれぞれBB+、Ba1です。
BB以下やBa以下は投資不適格となので利率は高くなります。
格付け会社の見方としては、借入れの比率が高く、今後もこれまで同様の高レバレッジ運用をしていくことから、財務リスクが高いとしているようです。
一方、ソフトバンク側は、負債を差引いた保有株式の価値が21兆円もあるのにソフトバンクグループの時価総額は9兆円しかなく、株価を含めた評価は低すぎると考えて自社株買いをする方針のようです。
また、社債発行により調達した資金は過去に発行した社債の償還に充てるとのことですが、ソフトバンクのHPで公開されているように、償還前よりも低い利率で借りかえすることになるので、ソフトバンクの財務的にはプラスであろうと思います。
また、社債発行により調達した資金は過去に発行した社債の償還に充てるとのことですが、ソフトバンクのHPで公開されているように、償還前よりも低い利率で借りかえすることになるので、ソフトバンクの財務的にはプラスであろうと思います。
期間6年について
Ranpaとしては、この先、6年間でソフトバンクが倒産するかと考えれば、既に2,500万円の投資をしているように6年であれば大丈夫だと思っています。
もしこの規模の会社が倒産するとなれば、ソフトバンクに限らず多くの会社が相当に悪い状況であろうと思います。
影響を受ける金融機関も多く、潰したくても簡単には潰せないものですが、現状においてそこに至る予兆はなく、仮に破綻するにしても長い時間がかかると考えます。
また、今後6年間の間に利率が改善するかを考えても、リーマンショックのような信用収縮が起こらなければ、2%を超えるものが出てくるとは考えにくいようにも思えます。
社債の買い方
ソフトバンクは発行する社債の規模が大きく、多くの証券会社が取扱いをするため、売り切れになるようなことは無いと思います。
しかも、昨年末に子会社のIPOに投資をして痛い思いをしている投資家も多いので、証券会社は販売に苦労するでしょう。
基本的には早いもの勝ちですが、それ程急ぐ必要は無いように思います。
既に2,500万円の投資をしていなければ、この金利水準でこの内容であれば投資してみたいところです。