これからのサラリーマンが三重苦になる訳

2019年5月28日火曜日

退職ニュース

多くの人は若い頃よりも税金や社会保険料が増加して、手取額が少なくなったと感じていると思います。

アーリーリタイアを考えた理由には色々ありますが、このまま働き続ければもっと税金や社会保険料が増加する環境が待っているので、さっさとリタイアしてしまおうということもありました。

最大の理由は少子高齢化で、税金や社会保障を消費する側の高齢者が多くなり、供給する側が少なくなっているためですが、もう少し具体的に考えてみます。

これからのサラリーマン

今まで良かった制度が少しずつ悪くなっていくことに抵抗を感じず、それが世の中の流れと感じているサラリーマンは多いと思います。

現在言われることだけでも、いくつも悪化する制度があるのですが、以下のような変更が待っているのではないでしょうか。
  • 税金・社会保険料の増加による可処分所得の減少
  • 消費税増税による物価高
  • 高齢化する年金受給開始年齢
  • 退職金額の減少
  • 定年の延長
  • 副業の推奨
これからも支払うものは増え、もらえるものは少なくなる、そのため自助努力として備えてください・・・というのが方向性のように思えます。

ブラック企業という言葉をよく聞きますが、日本全体としてゆっくりブラック企業化しているのですが、ゆっくりなのでその変化に気付きにくいというのが実態ではないでしょうか。

多くのサラリーマンは、これからの老後は厳しいと感じているが、なかなか先々のことまで考えにくいという状況が続いています。

人口と豊かさの関係

世界で最も豊かなアメリカの人口は3億人もいます。

ヨーロッパではイギリス、フランス、スペイン、ドイツ、イタリアを合計すると3.1億人になり、アメリカは1国でその合計人口に近い国です。

しかもアメリカは比較的人口も増加している国なのです。

先進国であって労働者人口が多いことはGDPの大きさに直接影響するため、アメリカは構造的に豊かになりやすく、これからもアメリカは拡大していくと言われます。

日本も先進国の中では人口の多い国ですが、人口減少が他の先進国よりも激しく、富の消耗時期に入っていると言われます。

少子高齢化のスピード

ハツカネズミは20日ですぐに大人になって子を産むので爆発的に増加するものです。

逆に、人口構成が逆三角形の場合、時間の経過とともに子どもを増やす世代が減少していくので、加速度的に人口は減少してしまいます。

少子化対策は人口の多い時期にしておかなければ効果が薄れてしまうもので、少なくなってからでは同じ対策をしても同じ効果は出てきません。

これから子どもを増やす世代の人口は減少時期に入るのですが、もっと前から本気で対応しておけば少しは違った結果になっていたのかもしれません。

今から、若しくはこれから本気になっても手遅れのように思いませんか・・・。

手遅れにならないように

自衛隊の憲法改正や北方領土の返還などがクローズアップされており、それらも重要なことですが、将来の世代のことを考えれば優先すべきことはあるように感じます。

それとも、結果が10年、20年先に現われるものには誰も責任を持たないという現状なのかもしれません。

サラリーマン時代、人事異動があるので10年先のことまで考えませんでしたが、多くの人がそのような感覚なのだろうと思います。

10年先のことは、その頃に担当している人が対応してくれるだろうと。

所得税・住民税や社会保険料の増加は、収入が無ければ影響を受けませんのでアーリーリタイアして収入を無くすことも自助努力だと考えています。

少しずつですが、確実に厳しくなる対策として、誰もしてくれないなら手遅れになる前に自力で対策をしておかなくてはならないはずです。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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