完全リタイアとセミリタアでは税金や社会保険料が違ってくる

2019年8月12日月曜日

リタイア後の収入

以前「セミリタイアとアーリーリタイアどちらがいいか」に、セミリタイアの定義について記載しましたが、完全リタイアとの税金や社会保険料に関する違いについて考えてみます。

今のところ、Ranpaは昨年11月から仕事をしていないので完全リタイアになっています。

そのため「収入が少なくなると税金はどれぐらい少なくなるか」に記載したように、税金や社会保険料をミニマムに出来る可能性があります。

しかし、セミリタイアの場合は収入があるので税金や社会保険料に関しては、ある程度負担することになります。

完全リタイアから見たセミリタイアの良さ

よく考えるとセミリタイアにも2パターンあるように思えてきました。

1つ目は、リタイアしたが働かなければ生活費が底をつくので、底をつかせないために最低限働くというもの。

2つ目は、リタイアして働かなくても生活が出来る資産はあるが、仕事を娯楽として楽しむために好きな時だけ働くというもの。

1つ目の場合、サラリーマン時代にしていた我慢から少しは解放されますが、我慢して自由時間を提供する辛さは続くのでしょう。

一方、2つ目の場合は楽しむための仕事なので大きな違いがあります。

半強制的に仕事をするのは辛いものですが、仕事であっても打ち込めるものがあったり、人間関係を楽しめる良い部分もあるので、娯楽としてそれらを楽しめれば素晴らしいことのように感じます。

全く仕事をせずに毎日自由に過ごす完全リタイアも良いのですが、娯楽として興味のある仕事を好きな時に好きなだするようなセミリタイアも良いと思います。


完全リタイアとセミリタアの壁

しかし、完全リタイアとセミリタイアには高い壁があるようにも感じます。

それは、働いて収入を得れば所得が増えて「収入が少なくなると税金はどれぐらい少なくなるか」に記載したような、税金や社会保険料をミニマムとする生活が出来なくなることです。

当然、税金や社会保険料は所得に比例して増加するので、収入が増えても相応の負担増ではあるのですが、ミニマムとその1つ上とでは少し大きな差もあります。

ミニマムまで少なくなれば、比例して減少する以前に免除となるので、減少幅は大きくなります。

ミニマムを少し越してしまうと免除されなくなり、国民年金を支払うこととなる他、住民税や国民健康保険の均等割部分の支払いも出てきます。

完全リタイアとセミリタイアにはこのような違いがあるので、興味のある仕事を好きな時に好きなだけ働くようなセミリタイアは良いと感じますが、費用の増加をよく考える必要があります。

気分的な違いも

もともとアーリーリタイアした目的の1つに、税金や社会保険料が増加して行く中で、収入を無くしてそれらの支払い少なくしたいというものがありました。

少子高齢化が反映されなかった過去の誤りのために、税金や社会保険料が必要以上に増加する理不尽から自力で脱出するというものです。

アーリーリタイアしたからには税金や社会保険料はミニマムにしたい・・・という気分的・感情的なものが出てきます。

興味のある仕事を好きな時に好きなだけしてみたい・・・とは思うのですが、今のところはミニマムにすることを優先してセミリタイア生活は出来ずにいます。

仕事を辞めると思い出補正されて、働いていた頃の良い記憶は強調されるので、セミリタイアとして働く良さは十分に感じているのですが・・・。

良い方法としては

税金や社会保険料はミニマムにしたい・・・というのは、収入が必ずゼロである必要はなく、一定額に収まれば実現可能です。

そのため、きっちり計算してその範囲に収まる程度であれば、仕事を娯楽として好きな時に好きなだけ働くことも可能だとは思います。

Ranpaの場合、今年度は細かい雑収入があるので、来年はそのようにしたいと考えています。

自己紹介

自分の写真
金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
PVアクセスランキング にほんブログ村

このブログを検索

ブログ村ランキング

QooQ