リタイア資産が減少する意味合い

2020年3月22日日曜日

投資全般

各国の政府や中央銀行は、過去に〇〇ショックを何度も経験し学習を重ねているので、もうリーマンショック時のような暴落は無いのかもしれない・・・と思っていました。

同様に、病気の大流行も人類として過去に何度か経験はしましたが、医療技術の向上によってパンデミックはもう発生しないのではないか・・・とも思っていました。

何もない時には、そのようなことは起こるはずがない・・・と感じてしまうのですが、実際には起きてしまうものですね。

あまり構えすぎるのも良くないのですが、アーリーリタイアをするには可能性の低いリスクも考慮すべきと感じさせます。

リタイア資産が減少する意味合い

アーリーリタイアを目指すサラリーマンの資産が減少することと、既にリタイアした人の資産が減少することは大きく違うように思います。

サラリーマンをしていれば給与収入があるので、資産運用から得られる収益は余裕資金となるでしょう。

資産を減らしても、給与収入やこれから得られる運用収益によって、時間が経てば元の額に戻すことが出来るでしょう。

しかしリタイアした人には給与収入はなく、運用収益は生活費として消えてしまうので時間が経っても元には戻せません。

生活費以上の運用収益があれば別ですが、普通の人はリタイア資産を取り崩しながら運用収益を副次的に使っているだけであろうと思います。


少ない資産でアーリーリタイアした場合

アーリーリタイアに必要な資金に対する考え方は色々ですが、少なくて良いという人は3,000万円ぐらいからでしょうか。

高利回りの運用をすれば4%ぐらいの収入を得ることが出来るので、運用収入120万円にプラス多少アルバイトをすれば可能という感じです。

ただし、リタイア資産の全額が価格変動するリスク資産となるので、今回のような暴落時においてはリタイア資産が半分以下になってしまうのでしょう。

やはり〇〇ショックは来てしまうので、とても危険なアーリーリタイアになるのだろうと思いました。

Ranpaが働かなくてはならなくなる時

Ranpaの場合もリスクの高い運用をしていますので、3週間で約1,800万円の資産が減少しました。

リタイア資産の約1/3を価格変動するリスク資産としていますが、残り2/3については価格変動しないリスク資産なので何とか生き長らえています。

もしリタイア資産の1/2まで価格変動するリスク資産とすれば、運用収益は30万円/月ぐらいも可能でしたが、今頃はあと1,000万円ぐらいマイナス額は大きくなっていたと思います。

さらに、来週以降も減少は続くと思いますので、その差はどんどん開いていくのでしょう。

ただし、残り2/3については海外金融機関の社債で基本的には価格変動しないのですが、デフォルトリスクはあります。

もし、その社債がデフォルトになれば、資産減少とともに社債利息も少なくなるので、その時はアーリーリタイアの失敗として、もう一度サラリーマンに戻らなくてはならないでしょう。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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