自己正当化とアーリーリタイアの関係性

2020年3月21日土曜日

リタイア後の生活

平日は新型コロナによるリタイア資産減少が気になってしまうのですが、週末は取引市場が休みなので落ち着いた時間が過ごせます。

そんなこともあり、最近のブログは資産減少がメインになっているのですが、久しぶりに少し違った内容にします。

資産が減少する中でもジョギングは続けていますが、走りながら自己正当化をしてしまうことがよくあります。

少し長い距離を走って苦しくなってきた時、ここから下り坂が急なので歩いた方が良いだろう・・・や、ここは桜の木が綺麗な場所なので少し止まって観察した方が良いなど・・・。

苦しくなると、何故か妥当な理由が思い付き、休憩を正当化させてしまいそうになることは無いでしょうか。

最近の資産減少においても

新型コロナによる相場の急落によって、殆どの人は大きなマイナスを抱えていると思います。

投資は値上がりや配当などのリターンを目的として始めるのですが、下落すると主張する内容が変化してきます。

儲かっている時には、評価益が〇〇万円あって配当金が〇〇万円あり、不労所得をさらに大きくしたい・・・と主張する人は多いでしょう。

下落して投資額よりもマイナスになった時には、過去の配当金を考慮すればトータルではプラスだ・・・と主張する人が多いでしょう。

さらに下落し、過去の配当金を含めてトータルでもマイナスになった時には、配当金が〇〇万円もらえるので〇年経てばプラスになる・・・と主張する人が多いでしょう。

どの局面でも自己正当化してマイナス面から目を反らしてしまいます。


アーリーリタイアにおいても

アーリーリタイアすべきかどうかについても同様に、自己正当化してしまうものだと思います。

仮に定年まで働き続けた場合、もしアーリーリタイアしていれば今のような資産はなく、満足な生活をすることはできないはずだ・・・と考えます。

逆にアーリーリタイアした場合、もし働き続けていればどれだけの時間を無駄にしたのだろうか・・・と考えます。

それぞれの立場において、逆の立場に憧れを感じる一方で、最終的には今の状況を正当化して納得するのだろうと思います。

多くの人は今ある状況を100%満足していなくても、別の道に進まなかったことに対して自己正当化するように思えます。

自己正当化に惑わされるのは・・・

自己正当化は恐らく厳しい環境に適応するために備わった能力であろうと思います。

どんな状況になっても自己正当化が出来ることは良いことでもあるのですが、それによって正しい選択が出来なくなる可能性も秘めているのでしょう。

例えば、投資をする時には自己正当化によって不要な損失が拡大する可能性があります。

アーリーリタイアをする・しないを考える時でも、現実から目を反らして不要な我慢を続けてしまう可能性があります。

危険なのは、それが本人には気が付かないことでしょう。

最近の資産減少を経験している中では、誤った自己正当化によって損失を拡大させないように注意しなくてはならないと感じています。

これはアーリーリタイアを考えられる方においても同様でしょう。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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