会社を辞めて派遣登録する人は多いと思いますが・・・

2020年10月29日木曜日

時事ニュース


コロナ解雇という言葉を聞くようになりました。

派遣社員の方の契約の更新がされなくなり途方に暮れている・・・と、ニュース等で報道されます。

また、契約社員の賃金や賞与格差是正に関する裁判も多いようです。

派遣会社に登録して適度に働いているセミリタイアの人は多いと思いますので、関係深いこととして見ています。

同一労働同一賃金制度によって正規労働者と同様の待遇とする動きが出ていますが、これはリタイアしてから働く人にとってメリットはあるのでしょうか。

派遣社員の役割

この辺りの法律や運用には詳しくないのですが、もともと派遣社員制度は、企業側にも働く側にもメリットのある制度ではなかったのでしょうか。

企業側としては、一時的に仕事の量が増えて人手が不足したとき、社員のように長期に渡る雇用契約で増員することは難しくても、派遣社員を採用すれば上手くいくでしょう。

逆に、働く側としても、正社員の立場ではなく、派遣社員として働きたいという人は多いと思います。

昔、Ranpaが働いていた部署に仕事の早い派遣社員がいて、社員になって欲しいという話をしたのですが、本人は社員は嫌だ・・・と言っていました。

1つの仕事を長くするのではなく、気軽に色々な仕事が出来た方が良いと。

もし、派遣社員が正社員と同じレベルの給料がもらえたり、同じレベルの役割が要求されるというのなら、派遣社員の存在意義は無くなってしまうように感じますね。

良い残業と良くない残業

一般的に残業は良くないと言われます。

特定の人だけ残業が多くなったり、残業のために仕事を残したり、そもそも人件費が増えてしまうなど・・・。

しかし、いつも一定量の仕事が続く会社は別として、殆どの場合、繁忙期もあれば閑散期もあるのが普通であろうと思います。

仕事の量が増減するのに、年中残業が無いのはそもそもおかしいことで、繁忙期は適度な残業で対応することによって、余剰人員を無くすこととなるでしょう。

企業の効率化のためには仕事の量や質に応じた柔軟性が必要となるため、残業や非正規雇用が役に立つのだろうと考えます。

自由に過ごして自由に働く

派遣社員をしている方は色々ですが、どちらかと言えば、セミリタイアに近い自由な生き方をしている人も多いように思えます。

同一労働同一賃金が進むとすれば、企業側は効率化として派遣社員を採用しにくくなり、派遣社員側としても自由に働きにくくはならないのでしょうか。

サラリーマンの時は正社員として我慢しながらもバリバリと働き、リタイアしてからはアルバイトや派遣社員として気軽で自由に働く・・・という生き方を目指す人にとっては大問題です。

同一労働同一賃金となれば、セミリタイアの意味が薄れてしまいそうですね。

働き方の多様性は、企業側にも働く側にも選択肢が増え、恩恵を与えると思うのですが、同一化すれば選択肢が減ることにならないのでしょうか。

リタイア生活者の立場からすると、あまり同一化は進んでほしくないと思ってしまいます。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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