国内でコロナの感染者が確認されてから1年になったそうです。
去年の今頃、このようなことになるとは想像出来ず、まだ相場もそれほど大きく反応はしていなかったと思います。
その後、感染者が増えて、海外での急落に引っ張られるかたちで3月にはコロナショックを経験しました。
しかし、海外ではワクチンの接種が始まり、ようやく収束のイメージが出来つつあります。
ワクチンの効果が出てくるのはいつ?
イギリスでは昨年12月前半からワクチン接種を開始しているのですが、接種をした人はまだ人口の2%程度とのことです。
しかも2回接種しなくてはならないのに、1回目でその程度です。
接種率が高まらないのは効率が悪いためで、初めてのことで試行錯誤をしているようです。
ワクチンの流通、接種する場所や人手の確保、様々な事務手続きなど、色々と時間がかかっているのでしょう。
いくらワクチンの効果が高いものであっても、接種が進まなければ、実際の効果は出てきませんので気になるところです。
一方、イスラエルでは手際良く進んでおり、既に2割程度が接種したとのこと。
接種してから2週間経過した人からワクチンの効果が確認されているようです。
行政の手腕が問われる
では、日本はどうなるのでしょう。
G7の中でワクチンの承認すらされていないのは日本だけというニュースを見ましたが、非常に心配です。
手際良く接種が進むかどうかで、今後の国民の負担は大きく違ってきます。
1,400万人もいる東京都は、どれぐらいの日数が必要となるのだろうか・・・。
その半数の人に対し、1日に1万人接種していった場合でも700日もかかります。
どれだけ効率的に進められるか、行政の手腕が問われるところですね。
緊急事態宣言や給付金の支給なども重要なのですが、収束させることを最優先しなければ、要らない負担が増えて、本末転倒となってしまいます。
そもそも、発展途上国でも既に接種を開始している国があるのに、なぜ、日本はスタートから遅いのでしょうか・・・。
コロナ後のリタイア資産
日経平均はコロナ前の水準よりも上昇しているのですが、リタイア資産の約半分を投資しているリートに関しては、まだ一時の急落から少し戻った程度でしかありません。
コロナが収束して人の動きが正常化すれば、ホテル系リートは面白い存在になると思っています。
投資しているリートで含み損になっているものは、殆どがホテル系のものです。
とりあえず感染者が急増していることへの手当は重要なのですが、ワクチンの効率的な手配を優先させることで、結果として負担は小さくなるはずです。
スタートは少し遅れたが、その後、効率よく接種が進み、上手く巻き返した・・・となって欲しいですね。