【いつも綱渡り】リートに投資するリスク

2021年11月22日月曜日

投資全般

2021年のリタイア資産による運用収入は345万円(税引後)ぐらいになりそうですが、そのうちリートの分配金が64%を占めます。

たくさんのリートに分散投資をしていると分配金が毎月もらえますので、給料が振込まれるような感覚で生活をすることができますね。

口座から生活費を引き出すことで残高が少なくなっても、しばらくすると分配金が支払われ、口座の残高が増えている・・・という感じです。

ただ、給料のように月に1度ではなく、配当金や分配金は銘柄ごとに支払日が異なりますので、口座残高は少しずつ段階的に増えることになりますね。

ただ、リートにも危険な部分がありますので、リタイア資産をリートに投資するリスクについて思うことを記載します。

〇〇ショックが来た時

リートは株式よりも安定性が高く、ミドルリスク・ミドルリターンだと言われます。

ただそれは、見かた・考え方によっては、全く違った評価になると思えます。

実際、コロナショックにおいては30%下落しましたし、リーマンショックでは70%も下落していますので、株式よりも危険と言えるのかもしれません。

安定しているというのは長期の話であって、市場が小さい分、短期で見ると株式よりもボラティリティが大きくなりますね。

とりあえず、投資額が半分になるかもしれない・・・という前提で投資をしつつ、実際に半分になっても、そのうち戻るかもしれないと考えて、保持を続けることが出来る・・・というスタイルが求められるのであろうと思います。

悪くなった時の悪循環

リート価格が下がっても、我慢していれば分配金を受け取ることでマイナス分を取り返すことが出来る・・・と考える人は多いと思います。

リートに限ったことでは無いのですが、基本的に株価が下がれば配当金や分配金も下がりますので、分配金で補填することはより難しくなってしまうでしょう。

配当利回りが高いから安全と考えるのは危険なのだと思います。

特にリートは利回りを目当てに投資をする商品なので、リート価格と分配金は比例して動きやすく、金利や空室率の上昇等によってリート価格が下がった場合、比例して分配金も少なくなってしまいます。

悪くなった時には、価格も分配金も下がってしまう・・・という悪循環に陥ってしまいますね。

リタイア資産の投資には向いていると思いますが

とは言え、リタイア資産をリートに投資するメリットもあるのですが。


ブログを見て、やはりリタイア資産はリートに投資するのが良いですね・・・と言ってくださる方が多いので、少々、マイナス面について記載してみました。

アーリーリタイアの失敗は、投資の失敗によって起こる可能性が最も高いと思いますので、投資は石橋を叩いて渡るぐらいの感覚で行うべきと思います。

投資に失敗してサラリーマンに戻らなくてはならない・・・というのは避けたいですからね。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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