上場株式のうち1,500以上の銘柄で優待制度を提供しているそうですが、リタイアして株主優待生活をする・・・というのも魅力的に感じます。
投資している色々な会社から、毎月、色々なものが送られてくる・・・、とても良い感じがしますよね。
アーリーリタイアして優待生活をする・・・と考える人はどれぐらいいるのだろうか。
考え方は色々ありますので、優待生活も良いのだろうと思いますが、Ranpaとしては否定的に考えてしまいます。
短期の優待狙いならまだしも、リタイア資産を使っての長期投資としてはどうなのだろうか・・・という感じです。
優待のサービスを配当金で購入する
例えば代表的な優待銘柄の吉野家では、100株保有していれば3,000円分のサービス券を年に2回もらえました。
100株保有するには今の株価で計算すると約23万円を投資することとなるので、優待利回りは約2.6%になりますね。
一方、2022年2月期の1株あたりの配当金は今のところ5円の見込みですので、通期に換算すると配当利回りは0.4%です。
ただ、リートには利回り3%以上の銘柄は多くありますので、リートの分配金をもらい、そのお金で吉野家で牛丼を食べての良いのではないかと思うのですが・・・。
配当+優待利回りに着目するのは
強いて優待株を狙うのであれば、配当+優待利回りを見て投資することになるのでしょうね。
ただ、配当+優待利回りの高い銘柄は、業績が悪くなって株価が下がっていることが多いため、注意が必要ですね。
業績が悪いので、翌年には減配して、優待制度も改悪される・・・となる、最悪のパターンになってしまいます。
特に優待制度は会社側で簡単に変更することが出来るので、注意が必要であろうと思います。
因みに吉野家も、2022年2月末からは2,000円のサービス券を年に2回へと悪化するそうです。
物欲に逆らえない気持ち
とは言え、優待株には妙な魅力を感じてしまうのも事実であろうと思います。
投資家の物欲を刺激して、経済合理性に反する選択をさせてしまいますよね。
実際のところ、リタイアして株主優待生活をすることで、妙な満足感は得られるのかもしれませんが、投資効率として考えれば、あまりよくない選択となるような気がします。
インカムゲイン投資をする際の利回りとしては、優待利回りは無視して、配当利回りをベースに判断しつつ、優待はオマケぐらいに考えた方が良いのかもしれません。
妙な満足はしているが、買いたいものが買えない・・・というのも残念であろうと感じます。
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