サイドFIREやセミリタイアのデメリットは大きくなる?

2022年11月11日金曜日

退職ニュース

FIREのハードルが高いのでサイドFIREを目指してみては・・・という提案を時々見ます。

先日のブログに、年金の納付期間が65歳になれば、完全リタイアにはメリットとなってセミリタイアであればデメリットになるのではないかということを記載しました。

改めて考えると、サイドFIREやセミリタイアのデメリットは大きいなぁ・・・と思うようになりました。

完全リタイアとの比較について考えてみます。



所得の再配分

5万円が非課税世帯に給付されるようですが、昔に比べ、所得の再配分が強まっているように感じませんか。

少子高齢化により税金や社会保険料の負担は重くなる一方で、所得の少ない人はより手厚く保護をしていくという方向性です。

多少の負担が重くなっても、収入は多い方が良いと考える人はいるのだろうと思います。

厄介なのは、収入が少ないのに負担は重くなるというパターンです。

低所得者の壁

収入が0に近づけば保護されるのに、少し0から離れると負担する側になってしまいます。

130万円の壁とか、最近は1,000万円の壁とか、それを超えると負担率が急に変わるラインがありますよね。

全くクローズアップされませんが、0の壁というのも意外に大きいのではないかと思います。

サイドFIREやセミリタイアがこの領域に存在するのではないないだろうか。


完全リタイアとの違い

完全リタイアであれば、住民税が非課税、健康保険料は7割軽減、国民年金保険料は全額免除となることも可能ですし、時々、給付金ももらえます。

中途半端に所得があることで、それらすべてが認められなくなる可能性が出てきます。

今後、少子高齢化がさらに進むことで、この差はもっと大きくなっていくことはないのだろうか。

もちろん、サイドFIREやセミリタイアにもメリットはあるはずですが、年金の納付期間が65歳になるニュースを見て、少し気になりました。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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