リタイア後の物価上昇、インフレ対策をどうするか

2017年11月21日火曜日

資産状況

アーリーリタイアを考える人は、リタイア後の物価上昇が心配と思います。
世界的に低金利で、国内では「デフレ・低金利はあたりまえ」のような状況ですが、5年、10年後では変化している可能性があります。いまのところ、それらをふまえてRanpaはポジティブに考えています。

退職後に必要な生活資金は多くの人の関心ごと

退職時に○○万円必要になるとか、物価上昇率を考えると○○%加味する必要があるなどを、ファイナンシャルプランナーは試算しますが、本当にそうでしょうか。

最近のニュースでは不動産に上昇傾向が見られ、人件費や材料価格の上昇により、外食系の物価は上昇しているようです。Ranpaの会社でも派遣社員の募集時に、以前と同じ単価では集まりにくくなっていることを感じます。

物価が上がれば、退職時の資産が早くなくなり、物価以外にも消費税が10%になれば、今よりも2%分の出費が増加するため、それらは脅威であることに間違いありません。

退職時に○○万円必要になるとか、物価上昇率を考えると○○%増加するというのは間違いではありませんね。



物価が上昇すれば運用利回りも上昇する可能性は高い

今のところ、物価の上昇は小さく低金利ですが、物価が上昇すれば金利も同時に上昇する可能性は高くなります。金利が上昇すれば保有資産の運用収入が増えるので、物価上昇をカバーする程度の資産運用ができれば良いことになります。

一方で、高齢化して人口が減少する日本では、物価の上昇傾向が継続していくことも考えにくいとは思います。働き盛りの世代の殆どは老後の不安を感じているため、積極的な消費による物価上昇は継続しないのではないでしょうか。

タンス預金せず運用していくことが対策

物価上昇分を補填するだけであれば、物価連動ファンドにでも投資しておけばよいでしょう。物価上昇すれば、通常は運用益も増加しますので、タンス預金や金利の低い預金に預けておくだけであれば、資産は目減りしてしまいます。

心配事

人件費の上昇をともなう良質な物価上昇であれば、それほど問題ないですが、日本の競争力が低下したことで、輸入価格が上昇することは気になります。景気は良くならず物価だけが上昇すれば運用でカバーすることが難しくなります。

リーマンショック後、世界的に株価が上昇しているなかで、日本の上昇率は他国に劣後しています。それなのに先日の選挙では、自民党が株価を上昇させたと主張し、野党もそれを否定していませんでした。今の日本の競争力低下を放置しつづければ、海外投資を拡大させるなど、別途の手段を手当ていく必要がありそうです。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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