「リタイア後の生活費の見積もりは、何度も試算しないと安心できない」にも記載しましたが、生活費は所有する資産や生活スタイルによって、それぞれ異なるため、1つの正しい答えを出すことが難しいように思われます。
その答えは、実際にリタイア生活している人に生活費を教えていただくのが確実ですが、多くの人は、現役時代よりも少なくなったと答えています。
現役生活とリタイア生活の違いとは?
多くの人は、現役時代よりも人間関係が希薄になるため、生活が質素になると言われます。また、定期的な収入があれば、購入意欲は強くなるが、収入が少なくなれば、購入意欲は弱くなるとも言われます。
その他、多くの人が集中する時期や時間を避けて、生活できるとも言われます。Ranpaもリタイア後は、お得な平日割引を使ってみたり、中途半端な時間指定の航空券を予約してみたいと思っています。
資本主義社会でサラリーマン生活をしていると、同じような環境の人が同じようなものを求め、競争率が高くなった値段の高いものを購入することになってしまいます。都市部集中・カレンダー通りの休日となるサラリーマン生活をやめれば、生活費は安くなると考えられます。
時は金なりについて
旅行費用は、正月や連休は高くなりますが、正月や連休にしか得られない時間を、お金で購入するため、普段よりも高くなることになります。
その他にも、都心部への通勤がしやすい路線に住むには家賃が高くなり、乗り換えが必要であったり、本数が少ない路線であるほど家賃は安くなります。バスが必要になればさらに家賃は下がります。これも日々の通勤時間を、お金で購入していることになります。
通勤時間のためにお金を払えない人は、不便な路線に住むことになり、通勤の不便は我慢するしかありません。そのような傾向は、所得者層が路線により異なる原因になっています。
日々の生活でも、郊外の大型店で購入すれば安く売っている食料品も、仕事の合間にコンビ二で購入すれば、高いお金を支払うことになります。これも同じ考え方です。
お金を持つ人は、お金を払って時間を買います。お金を持たない人は、我慢してお金を得ます。
時間を買う必要が無くなるとき
退職すれば、自宅を選ぶ条件から通勤時間は無くなります。サービスを購入するにも、値段が高くなる時期を避けることができます。リタイア生活は資本主義の環境から、抜け出した生活ができることになります。
お金で時間を購入する必要がなくなることは、退職後の生活費が少なくなる理由の1つとして、大きいものになっています。