セクショナリズムを感じなくなるのは、退職を意識しているため

2017年12月7日木曜日

残りの会社生活

会社組織の中では、いろいろな部門があり、それぞれの部門が専門分野を生かして業務を構築していくものです。しかし、業務によっては部門横断するものがあり、例えば今話題の元号変更などは、システムや印刷物、業務フローなどの幅広い分野に影響するため、どこが旗振りするか決まりにくい対応となります。

Ranpaの業界での部門横断

対応する内容にもよりますが、会社には個別業務よりも部門横断を主に担当する部署があると思います。「総合企画部」や「企画推進部」など、色々な部門を取りまとめ、スケジューリングする旗振り役です。

一般的に「企画部門」と言えば良いイメージですが、実際には面倒な上層部への報告や、そのための資料作成、関係部門との調整など、うっとおしい仕事です。

Ranpaは一時期、そのような部門に所属したことがあります。旗振り役なので、工夫すれば仕事量は少なくできます。実際の業務運営をするリスクは担当部門に任せることができるため、全体としての管理だけをしておけば良く、精神的には楽に仕事ができていました。ただ、個別の担当部門との調整が多く、仕事としては面白みに欠けるものでした。


部門間での業務の押し付け合い

部門横断業務ではなくても、2つの部門のどちらが担当してもよい、面倒な案件の場合、何だかんだ言って、お互いに自分のところで担当するのは良くないという主張をします。

部門を代表して案件の担当を決める場合、自部門にメリットの無い案件はなるべく担当しないようにする、セクショナリズム意識が出てくるからです。

退職が近くなると、セクショナリズムを感じなくなる

変な案件を持つと、長期的に悪影響を及ぼすことになりますが、退職が近くなると、無理な言い訳をして案件を他部門に押し付ける見苦しいことより、少しの期間なので頑張って担当しよう!という気持ちが強くなります。

退職が近くなって感じることは、本当にみんなセクショナリズムが強いということです。「業務量が多くなりすぎるので、今はできない」と言っている部門でも、夕方に行ってみると全員帰社して??と思います。

しかし、彼らは、これからも会社に残る人達なので、自分達に都合の悪い仕事は避けておくという自然な動きなんだろうと解釈できるようになってきました。

ずっと継続するので取捨選択をしてしまう

気持ちの持ち方として、終わりが決まっている仕事は、どんなことでも担当することはできます。ずっと継続する仕事は安易な判断はできません。退職が近くなっても前向きに働いているサラリーマンは、その違いが良くわかるようになります。

今後も退職するまで、会社に対する感じ方は変化していくと思います。その時々で感じたことは、このように記載をして残していきたいと思います。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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