アーリーリタイアをすることに至った経緯

2018年1月12日金曜日

アーリーリタイアの心境

あと1年弱でアーリーリタイアに入る予定ですが、Ranpaが45歳でアーリーリタイアをすることに至った経緯を記載します。
アーリーリタイアしようと思い始めた時期と経緯」にも記載済みですが、今回はもう少し踏み込んだ内容を記載したいと思います。

当初の目標は40歳でリタイアだった

サラリーマン生活は20年以上していますが、もともとサラリーマンのように組織の中で働くのではなく、自ら事業をしたいと思っていたところから始まります。

20代の頃から色々な事業を計画しましたが、どれもリスクが高いと判断し、35歳に至ってしまいました。35歳になったとき、これから事業を始めて当面の苦しい思いをした後、楽して儲かる頃には何歳になっているのだろうと感じ始めました。それならサラリーマンを続けて、事業に予定していた資金を金融商品で運用しても良いのではないかと考えたものです。

収益物件投資を含めた事業を始めた場合、粗利ベースで10%弱の利回りになりますが、費用や返済利息、税金その他の諸経費を差引くと5%以下になってしまいます。借入れによりレバレッジ効果はあるものの、簡単には楽して儲かるウハウハ状態にはなりません。逆に想定通りに行かないリスクがいっぱいあります。

35歳の頃には後5年間働いて、40歳でアーリーリタイアできればハッピーだなと試算しました。40歳でも全くダメではありませんでしたが、運用収益に頼る必要がありリスクの高い試算になりました。

5年の差はとても大きい

働いている間は給与収入が入り、残った部分はリタイア用の資産として増加させることができます。逆に、リタイアすると資産は増えることなく、どんどん減ってしまいます。

40歳以降、毎年600万円近くの資産を増加することができていますので、5年で3,000万円近く増加します。逆にリタイアすると、200万円弱の配当・利息収入は入りますが、毎年50万円程度の資産が減少し、5年で250万円の資産が無くなります。長いリタイア生活をするにあたり、3000万+250万の違いはとても大きいものです。

40歳でリスクを覚悟してリタイアするよりも、45歳まで我慢して、万全を期した状態になってリタイする選択をしました。
会社の早期退職優遇制度45歳からとなっていることも大きな要素です。


アーリーリタイアは思いつきで出来るものではない

会社の親しい同僚には今年で退職することを話し始めていますが、「ショーシャンクの空に」のように、実は10年前から準備していたことを話すと、殆どの人は驚きます。

アーリーリタイアは、毎年600万円近く増加する資産を停止する、片道切符の旅立ちで、思いつきレベルで出来るものではありません。

60歳が近づけば考える人が多くなる

多くの人は、長生きリスクや、病気やインフレなど多くの不安があるため、老後資金は少しでも多く貯めたいと考えます。しかし、60歳が近づけば老後生活が身近に感じるようになり、やっと具体的にリタイアを考える人が出始めます。

55歳以降で早期退職をする人は、実はもっと早く退職できた人が多いのではないかと思います。ただ退職時期まで年数があるので、考えていなかっただけではないでしょうか。恐らくそのような人は、退職後の資産は必要以上に貯めすぎ状態になっているかもしれません。

退職後の資産は多くても悪いものではありませんが、サラリーマン生活が好きでなければ、無駄に人生を費やしたことになります。回避のためには、若いうちから試算をしていく必要があります。

家族構成によっても異なる

60歳になっても子供がまだ大学生など、家族の環境にも左右されます。Ranpaは夫婦2人の生活ですので子供のことを考える必要はなく、そのこともアーリーリタイアできる条件となっています。

35歳での試算では45歳までに1億円の資産を構築し、その中から住宅購入を含めた住宅費用を捻出する予定でした。しかし、余裕を持った試算により、住宅購入後でも1億円の金融資産を構築することが出来そうです。

35歳から何度計算したか分からないぐらい試算をしてきましたので、恐らく45歳でアーリーリタイアしても大丈夫と思っています。

自己紹介

自分の写真
金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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