2019年のゴールデンウイークと元号問題

2018年5月1日火曜日

アーリーリタイアの心境

サラリーマン生活最後のゴールデンウイークが始まりました。サラリーマン生活はもう少しで終了するこの状態でも、連休は嬉しいものです。

来年のゴールデンウイークは10連休になるという話があります。その頃には働いていないので妙に悔しい気持ちになります。嫁にそのことを話すと、「毎日休みなんだから、気にするなと」と言われました。

10連休で対応が必要になるもの

退職後の話ですが、会社では10連休対応を考えています。通常では1週間以上の休みになることがないので、想定外なものに影響が出る可能性があります。

金融機関のシステムは毎月のカレンダーに影響されるものの、毎月1日ごろにAをして毎月10日ごろにBをしてというスケジュールが組まれています。(1日が休日であれば翌営業日の2日になるという感じです)

システム内では1日ごろにAを処理した前提で、10日頃にBの処理をするといった工程になるため、休みが長くなればBの処理までにAの処理が終わらず、処理不能になります。

お客さんへの案内物に例えると、Aは案内物の発送日で、Bが返送期日になります。普段であればAの10日後ぐらいにBとなりますが、10連休を挟むと明日になってしまうというものです。


影響は多種多様なところに及ぶ

金融機関では色々な工程をシステムに組み込んで処理をしています。通常月で何の変更もなければ、毎月のことなのでシステム障害が発生することはありません。

しかし、通常では発生しない10連休ともなれば、前例が無いのでテストをしてシステム障害や想定外のことが発生しないかの確認をしていきます。

色々なシステムが複雑に関係しているので、テストといっても大規模プロジェクトになってしまいます。

元号が変わることも影響が大きい

昭和から平成に変更になったのは30年前のことで、当時を経験した人は殆どいません。元号についてもシステムに影響があり、西暦に変えるか検討されています。

和暦の場合、H30と3桁の枠を使いますが、西暦になると4桁の枠となるのでシステムには大きなインパクトがあります。

色々なシステムやプログラムのなかには和暦で判定する仕組みが組み込まれているので、西暦にするにも和暦を残すにも大規模プロジェクトとなります。

事前の調査では、誕生日に西暦は馴染まないらしく、特に高齢者は西暦に変更するハードルが高いようです。


元号の場合は印刷物にも影響が・・・

元号は色々な契約書類に印刷されています。しかも、当初は早めに新元号を発表すると言われていましたが、ギリギリになるという話になってきました。

年度末に近づけば、印刷業者は通常でも業務量が増加するのに、元号改定が追加されれば印刷を受けてくれない可能性も出てきます。

いつ発表になるか分からないので、平成の印刷物を何部作成しておけば良いかも分からなくなります。

さらに、新元号になってから平成元号の契約書類を使った場合の対応や、その逆の場合の対応など、色々な準備をしています。

とは言え、退職後のことになるのですが・・

退職することを会社に報告する前であれば、元号対応を任された時には「その頃には会社にいないんだけどなぁ・・・」という感じで仕事をしていました。


しかし今は、周囲の人も、その頃には退職しているのでしょう・・・という気遣いをしてもらいながら対応をしています。

来年の10連休は羨ましいと感じてしまいますが、10連休や元号対応があるため、休めない人が多くなりそうです。

恐らく、退職していなかったとすれば、10連休を10連休として休めていないでしょうね。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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