働いていると、休日は嬉くても毎日休日になるのはどうか・・・という思いや、収入が無くなっては・・・という思いが勝り、トリガーを引けないというものです。
そのような人が多いなかで、アーリーリタイアを後悔するときを考えてみます。
労働者のうち正社員の比率
労働政策研究・研修機構というところに、よく話題になる正規・非正規労働者の割合を調査した資料があります。
それによると、15歳以上の従業員のうち、正規の従業員が63%程度であり、意外に少ないように感じました。
非正規の従業員はその差額37%、その中ではパート従業員が多くて18%程度、次はアルバイトで7~8%です。
外食店やコンビニなどでパートやアルバイトの方が主力になっていると考えれば、それぐらいの割合になるの納得できます。
もう少し多いと思った派遣社員は2~3%のようでした。
そもそも労働者の比率は
15歳以上の人口のうち労働力人口と言われる労働の意思を持つ人は60%のようです。
アーリーリタイアをすると、60%のグループから40%のグループに移ることになります。
15歳以上の人口のうち、約半数が従業員として働いており、約30%が正規の従業員ということになります。
意外に少ないのですね・・・。
正規の従業員とは貴重な存在か
サラリーマンが、アーリーリタイアのトリガーを簡単に引くことができないのは、そのような正規の従業員は貴重という思いがあります。
「アーリーリタイアするための覚悟とは」に記載したように、アーリーリタイアは片道切符で、今の環境には戻れないという覚悟がともないます。
アーリーリタイアを後悔するとき
しかし、「アーリーリタイアの成功と失敗」にも失敗事例を記載しましたが、実際にはアーリーリタイアした後に公開している情報は少ないように思います。アーリーリタイアをして働きたくなったり、資金的に厳しくなった場合は、セミリタイアに移行してアルバイトをすれば良く、それはそれで充実した生活が送れるのではないかと思っています。
ある程度の計画や準備をしてアーリーリタイアをしている訳で、多少の誤差が生じても、多少の修正でリカバリーできるはずです。
今のように通勤電車に乗って毎朝通勤するものではなく、アーリーリタイアして非正規雇用の立場で働いてみるのは、むしろ良い経験になるように思います。
具体的ではなく見えない不安や、抽象的なイメージがトリガーを引かせなくしているのではないでしょうか。