ここに来るまでそれなりの忍耐力が必要ではありましたが、ようやく最近になって安定的に分配金を受取ることが出来るようになりました。
そこで、リタイ生活でリートを重要な収入源と位置づけた経緯を記載します。
リート投資で必要となる忍耐力
リート投資の目的は、このブログでも何度か記載をしましたがインカムゲインを得るためです。
参考ブログ:退職後に目指す、キャピタルゲインとインカムゲイン
キャピタルゲインであれば、投資したその日にでも利益は得られますが、インカムゲインは投資した資産が一定期間働いてくれた対価として得る収益なので、時間のかかる投資です。
ただし、キャピタルゲインはその時の1回限りで、インカムゲインであれば投資している間は継続的に収益が得られます。
長いリタイア生活のために長期的な収益を目指してリート投資をしていますが、時間のかかる投資には忍耐が必要です。
今までに得た分配金の通算
現時点でリートへの投資額は1,420万円程度ですが、通算で得た分配金は40万円弱です。
昨年の10月頃に開始し、通算で投資額の2.6%程度の収益となります。
これは、1,420万円の全額を一度に投資したものではなく、少しづつ投資額を増加させてきたので、1年以上経過してもこの程度の収益となっています。
しかし逆に言えば、リートで4%程度の利回りを得るためには、かなりの時間が必要になるものだと感じます。
リートは値動きがあるため、一度に予定額の全額を投資すればリスクが高くなるので、少しづつ分散投資をすべきと考えます。
予定額の資産がきっちり働いてくれるまでに、1年半程度の期間が必要でした。
社債とリートの違い
もう一つ、リタイア生活において重要な収入源と位置づけしている社債では、新発社債であれば投資した時から半年ごとに利息を受取ることになります。
リートの場合、リート価格が下がる決算後に投資することが多かったので、投資してから半年後に次の決算を向かえ、さらにその3ヶ月後にようやく分配金が支払われます。
12月決算のリートを1月に投資すれば、初回の分配金は9月です。
特に、12月に年1回の決算としているジャパン・ホテル・リート投資法人では、1月に投資しても分配金の受取りは翌年の3月になってしまいます。
インカムゲインを目指したリートへの投資には、忍耐が必要になることを改めて感じます。
当然、決算月に投資すれば早く分配金は得られますが、税引後の分配金の額よりもリート価格の下落幅が大きくなることが多いので、決算直後に投資する方針としています。
やっと分配金のサイクルが出来た
投資している21銘柄のリートのうち、まだ1度も分配金を受取っていない銘柄が4つもあります。
しかし、年末年始の追加投資を除いた大半のリートについては、これからは半年ごとに分配金を受取ることができる態勢が出来ました。
ここに来るまでが長く、値上がりした時には売却して益出ししたくなるのを我慢し、今に至りました。
現時点では通算で40万円の分配金ですが、2019年末には通算で100万円になる予定ですので、時間とともに収益が得られる資産構造になってきました。
今後、リート価格や分配金額が下落することも想定できますが、ゼロになることは考えにくいので、このように忍耐が必要となる時期を通り越した後は、リタイア資産としてリートは良いものであろうと考えています。