サラリーマン川柳を見ると働いていた頃を思い出す

2019年1月22日火曜日

退職ニュース

ニュースを見ていると、ふとサラリーマン川柳についての記載が目に入りました。

サラリーマン川柳は、第一生命が20年近く前から続けている企画ですが、今回その入選100句が発表されたものでした。

サラリーマン時代は気にもしませんでしたが、リタイアすると読んでみようかという気持ちになりました。

働いていた頃を思い出す

名前のとおりサラリーマンの気持ちを表したものですが、主な分類としては、会社のことと、家族環境のことが題材になっています。

内容としては、恐らくサラリーマンといっても年配の方が多いように思いますが、リタイア生活をしてから見ると、働いていた頃を思い出させてくれます。

多くのサラリーマンがこのようなことを感じているのだなぁ・・と。


気になるキーワード

サラリーマン川柳の入選100句に一通り目を通したのは今回が初めてですが、見ていると気になるキーワードが幾つかありました。
  • 効率
  • 会議
  • AI
  • 再雇用
  • 在宅(テレワーク)
それぞれ、入選100句に複数回の出現があったキーワードです。

サラリーマン時代、非営業部門では生産性の向上がミッションでしたが、効率を良くするための、効率の悪い手続きが行なわれていました。

川柳にもそのようなことが多く表現されています。

会社の規模が大きくなれば仕事のための仕事が増えて、何をするにも面倒な手続きが必要となり、さらにそれは中身よりも見せ方が重要になって、うんざりしたものです。

方針稟議や、実行稟議、費用決裁など、厳しいスケジュールの中でそれらの手続きに時間を費やし、決裁の結果は「可」に決まっていても、色々な注文が付いてさらに時間を使うことになります。

今から思い出すと、仕事のための仕事は本当に嫌なものでした。

アーリーリタイアは会社の仕事が嫌なので始めたものではありませんが、そのような仕事から解放されて本当に良かったと思います。

雇用環境の変化の波

AIや、再雇用、在宅(テレワーク)などのキーワードには、雇用環境の変化を感じられます。

サラリーマン時代、金融機関はいち早くAIが取って代わる業種と言われ、AIについても少々関係することはありましたが、まだ多くの人はAIとアルゴリズムの違いがあやふやで、まだまだという感じでした。

単なる自動化ではなくAIが仕事をするには、膨大なアナログ情報のデータ化やそれを利用する周辺システムの準備が必要で、中途半場な規模ではベネフィットが出ないものと思っていました。

しかし、サラリーマン川柳にも表現されるようになっているものだと・・・。

また、再雇用や在宅(テレワーク)についても、大きな変革期であることを感じます。

過去10年を思い出すと定年延長やダイバーシティなど、雇用の多様化という名の給料削減策が広まり、再雇用や在宅(テレワーク)も一般化してきたものだと。

サラリーマン時代は、優秀(と言われる)な社員は年を取っても優遇され、それ以外の社員は役職定年などを理由に降格させられ、それを見てみぬふりする社会であってように思えます。

アーリーリタイアして、そんな不合理な社会から抜け出すことができたんだなと、改めて感じます。

<参考ブログ>


とは言え、懐かしく思えるサラリーマン

このように、サラリーマンの悲哀を表現するサラリーマン川柳を見ていると、サラリーマン時代のマイナス面を思い出させてくれます。

一方で、まだサラリーマンを辞めて3ヶ月弱ですが、良かった頃を懐かしく思えることも事実です。

サラリーマン川柳は、思いで補正されたサラリーマン時代の記憶を修正するという意味では、面白い材料になるものだと感じました。

会社に行かなくなれば、会社での嫌なことは忘れ、良かったことだけが記憶に残るようになってくるものです。

自己紹介

自分の写真
金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
PVアクセスランキング にほんブログ村

このブログを検索

ブログ村ランキング

QooQ