80回といえば多いように感じられますが、1年の3分の2は出社しますので、1年間で200回以上も会社に行っていることになります。
5年間、同じ場所に勤務していると1,000回以上も行っていることになります。
以前、「退職後の住宅を購入してアーリーリタイアを決意したあとの心境」に記載しました、このエレベータに何回乗ったのだろうという心境になりますね。
あと80回出社すれば、アーリーリタイアとしてフリーな生活となりますので、リタイア後の投資について考えてみます。
リタイア後の投資計画
以前からの計画では「退職後のポートフォリオと資産取崩しの計画」に記載したようなことを考えています。
基本的に、そのスタンスに変更ありませんが、会社に行かなくなって時間ができれば、自然と株価が気になってくると思います。
株式は殆ど保有していませんが、最近はリートの投資を始めたので、1日に何度も株価を見てしまいそうです。
朝、寄り付き前から海外の状況を確認し、テレビ東京の寄り付き情報番組を見ながら、板情報に集中し、1円抜きをする気持ちの高まりは忘れられません。
しかし、素人のキャピタルゲイン狙いは投資ではなく投機というか、感覚としてはギャンブルと同じであったように思います。
不動産投資に接して感じるようになったこと
昔は投資する資金が少なかったこともあり、投資といえばキャピタルゲインと考えていた時代がありました。
しかし、不動産投資に接して、投資物件に対する収益を意識するようになり、インカムゲイン中心の考え方が理解できてきました。
不動産は投資の基本で、サービス業や物販など、他の業種にも応用することができます。
土地オンリーで考えれば駐車場であり、収益を高めるため建物を作ればマンションになり、サービスを付ければホテルとなり、よりサービス色を強めればスーパー銭湯という感じですね。
キャピタルゲインとインカムゲインの関係
あたりまえのことですが、キャピタルゲインは需給面による値動きで得られることもありますが、基本的には企業価値の向上による株価上昇により得られます。
企業価値の向上とは、企業の収益向上であって、将来的なインカムゲインの向上となります。
原則としては、将来的に投資企業のインカムゲインが期待できれば、その企業の株価も高まるということになります。
しかし、株価は買い手と売り手の合意で決まるため、企業価値以外の需給要素が入り込み、原則どおりに行かなくなります。
債権のキャピタルゲイン
株式は需給の影響が大きく、債権は将来得られるインカムゲインが確定に近いため、値動きの変動は株式よりも小さくなります。
株式保有により得られる配当は、債権よりも流動的であることから、将来得られるインカムゲインが確定せず、見込み要素が大きくなります。
しかし、確実性の違いはあっても、両者はインカムゲインをベースに値動きすることに違いはないでしょう。
債権であれば、購入時よりも金利が低下すれば債権価格が上がります。他の利回りと比較すれば収益が大きくなるからですが、そこで売却してキャピタルゲインを得ても、結局は将来得られる収益がなくなることになります。
株式も価値が高くなれば、売却するより保有する方が得するという考え方です。
債権であれば、購入時よりも金利が低下すれば債権価格が上がります。他の利回りと比較すれば収益が大きくなるからですが、そこで売却してキャピタルゲインを得ても、結局は将来得られる収益がなくなることになります。
株式も価値が高くなれば、売却するより保有する方が得するという考え方です。
インカムゲインのメリット
以前「maneoの代表者、瀧本憲治氏が書いた本の感想」などにも記載しましたが、今はインカムゲイン中心の投資をしています。
例えば、「リタイアに向けたREITの資産状況 2018/6/17」にリートの投資状況を記載しましたが、少しは含み益が出ている状況であっても、一時的なものです。
保有リートの税引き後利回りは4%以上ですので、将来的に分配金が低下する可能性はありますが、5年保有すれば約20%の収益が得られます。
5年で20%では、キャピタルゲインと比較しては少なく感じますが、半永久的に毎年4%程度の分配が得られます。
キャピタルゲインでは毎年勝利し続けることはできないでしょう。
時間が出来て、株価が気になる生活もしてみないと分からないですが・・・。