読んでいると、アーリーリタイアをして半年となるRanpaにとって、とても共感できることが多っかったので紹介します。
記事の概要
仕事で頑張って上を目指そうとは考えない若者が勤めていたのは、急拡大しているIT系企業で、本人の意思とは無関係に重要なポジションを任されることとなっていきます。
しかし本人は仕事にストレスを感じ、会社を辞めて東京から生活費のかからない田舎に移住することとなります。
そこでのスローライフは月に5万円程度で生活することが出来る理想の環境のように思えたのですが、数ヶ月すると退屈を感じるようになります。
お金が無いので趣味をすることも友達と遊ぶことも出来ない現実が待っていたのです。
結局、移住先から通える距離にある地方都市で仕事を見つけ、働き始めることとなります。
移住先が地方都市に通うことが出来る中途半端な田舎であったことと、前職時代に関わってきたITスキルがあったために、新たな生活を始めることが出来たというものです。
会社はお金のかからないコミュニティー
主人公はスローライフを始めて理想をつかんだように思えたのですが、何をするにもお金が必要となり、時間があってお金の無い生活に退屈を感じることになりました。
人と何かをする時、食事をしたり、どこかに行ったり、新しい洋服を着たり・・・と、色々とお金がかかります。
何かを学ぼうと教室に行くにも、授業料や交通費がかかります。
人と何かをすることによって退屈から解放されますが、人と何かをすればお金がかかります。
そのような問題を解決してくれているのは会社であった・・・というのは納得できるように思います。
実は、会社はお金のかからないコミュニティーだったのです。
会社はお金のもらえるコミュニティー
一人で何かをする時でも、趣味のものを購入したり、外出して交通費を支払ったり、美味いものを食べたり・・・と、色々とお金がかかります。
退屈のしない生活をするためには、ある程度のお金が必要になることは、アーリーリタイアを半年経験してよく分かります。
少しでも早くアーリーリタイアをするために、リタイア後は月に数万円で生活をする・・・と考える人もいますが、辞めた後は本当に何も出来ない生活が待っているのです。
しかし会社で働いていれば、無料で人間関係を構築することが出来るだけではなく、収入を得て趣味のものを購入したり、外出して交通費を支払ったり、美味いものを食べたり・・・と、色々なことが出来るようになります。
何となく分かっていることですが、アーリーリタイアすると本当に良く分かるようになります。
余裕の計画と保険の手当て
改めて感じたことは、アーリーリタイアするにしても退屈をしないためのお金は必要であり、万が一にも再就職する保険のことは考えておくべきということです。
何をするにもお金はかかるのですが、会社に行けば無料で色々なことに参加させてもらえ、給料までもらえます。
アーリーリタイアの計画で、あまりにも厳しい生活費を想定すれば退屈してしまうかもしれません。
今のところRanpaはローンなしの持ち家で月に20万円の生活費を想定していますが、最低この程度の準備は必要のように感じます。
この先、何が起こるか分からないため、家を買うならある程度は働くことも考慮しておくべきかもしれません。
Ranpaも「リタイア後に住みやすい場所の勘違い」に記載のとおり、田舎暮らしではありますが、いざとなれば電車で通勤することも出来る場所に住んでいます。
失敗を考慮した行動はしにくいものですが、可能な限りで後戻りも出来る保険は重要だと思います。