以前「タカラレーベン不動産投資法人は不人気ですが、アーリーリタイア向けと思い投資しました」に記載した時に投資したリートです。
その後も追加で口数を増やしたのですが、決算時は12口だったので分配金額は32,494円でした。
リートなのに株主優待がある
ホテル系やシニア系リートの一部に株主優待はありますが、タカラレーベン不動産投資法人のように買物券の優待は珍しいと思います。
優待の内容は、10口以上の投資主に対してヤマダ電機の「お買い物優待券」合計2,500円相当(500円相当×5枚)でした。
ただし、1回の購入金額(1枚の伝票又はレシートに記載の金額)が、税込み合計金額1,000円以上となる場合につき、購入金額1,000円ごとに1枚(500円)の優待券が利用可能です。1回のお買物での利用枚数は、最大5枚となります・・・という条件があります。
ヤマダ電機は全国に店舗があるので、使いやすい優待だと思います。
この内容の優待が継続されれば、1口の価格が9万円台ですので約100万円の投資をすれば優待の権利を獲得することが出来ます。
分配金の利回り6%以上
タカラレーベン不動産投資法人も以前より価格が上昇してきたので利回りは低下してきましたが、今でも6%以上となっています。
これはリートの中でもトップクラスの利回りです。
昨年からリート全体が上昇しており、平均利回りは4%を切るレベルになっているのですが、このリートはその中でもかなり高い利回りを維持しています。
優待と分配金を合わせると面白いことになります。
利回りが高い理由
利回りが高ければリスクも高いのですが、タカラレーベン不動産投資法人の保有する物件は地方の比率が高く、しかも古くて妙な場所が殆どです。
幾つかは実際に見たことのある物件ですが、かなり渋いもので、こんな物件をリートに入れているのか・・・と驚くほどです。
リートの傾向として、利回りの低いものは東京の都心部の便利な場所にある立派な物件を多く保有しています。
逆に、利回りの高いものは、地方や東京の郊外にある古めの物件を多く保有しています。
東京の都心部の便利な場所であれば、賃料の割に物件価格が高いので利回りは低いのですが、良い物件は空室リスクも低くなります。
逆に、地方や東京でも郊外にある古めの物件は、賃料の割りに物件価格が安いので利回りは高くなるのですが、いったん空室になると埋まりにくいリスクがあります。
リスクとリターン
優待と高い利回りを取るか、空室リスクを取るかのバランスですが、Ranpaの場合は利回りを優先したリートを多く保有しています。
ただし、銘柄を分散することと、保有資産のうち一部に限った投資とすることでリスクヘッジをしているつもりです。
今のところは投資価格よりも約6%上昇しているので、当面は様子見しながら保有する予定ですが、この先もこの状況を維持してもらいたいものです。
また、利回りの高いリートはNISA枠で投資した場合に非課税効果が大きくなるため、この手のリートに適していると考えています。
なお、このような内容によく付け加えられることですが、あくまでも投資は自己判断でお願い致します。