一覧化した投資先ポートフォリオをもとに、リタイア資産としてRanpaが思っていることを記載してみます。
ポートフォリオ
表は、株式、ファンド、社債、リートに関する投資先ポートフォリオです。
評価額については社債を除き、現時点の金額(単位:円)です。低金利により社債の評価額は上昇しているのですが、社債は満期日まで保有するので額面を記載しています。
銘柄としては分散をしていますが、約75%は社債が占めています。
他の株式やリートなどにくらべて社債から得られる収益は低いのですが、元本が棄損する可能性が低いため運用のメインとしています。
残り25%は、社債よりもリスクは高いが収益性の高いものに小口分散しています。
25%であれば、相場全体が下落して元本の2割が棄損しても全体としての棄損率は5%ぐらいに収まるので、リタイア生活に即時に影響を与えないと考えています。
一方で、安全資産として勝手に位置付けしているソフトバンク、シティ、ゴールドマンのいずれか1つでもデフォルトすると、リタイア生活の先行きに影響が出てくるので計画の練り直しが必要になってしまいます。
利回り
投資の約75%を占める社債の利回りは低く、それ以外のリスクの高いリートやインフラファンドは高めです。
それら利回り高めの資産は小口に分散し、各銘柄の個別事情による影響を受けにくいようにしています。
株式やリートなどは決算や増資などにより評価額は大きく動きますが、これぐらいに分散していると1つ・2つの銘柄が大きく動いても全体への影響はかなり限定されると思います。
リートについてはオフィスやホテルなどの種類にもなるべく分散するようにしています。
リートの約20%がホテル系になっていますが、日韓問題の影響により今後どうなるか注視する必要があります。
今のところ、影響はそれ程大きくないと思っていますが・・・。
最近のリートはリーマン後の高値更新をしており、一方で利回りは低下しているため新規の投資をしにくい状況です。
なお、表の利回りは現時点での評価額に対する利回りで、保有リートの平均利回りとしては4.81%になっています。
上場リートの平均利回りが3.6%台なので、保有リートは平均よりもリスクが高め、利回りも高めのリートに投資をしていることになります。
購入時利回りとしては平均5.8%ですので、新規にリートに投資しても平均利回りが低下することになります。
収益
収益については概算を表に記載しています(単位:円/年)。
保有資産の中にはNISAにより非課税となるものや、利益超過分配金を含むものもあるのですが、それらも考慮していません。
全体の収益の額としては、利回りは低めであっても投資比率の高い社債がメインとなっています。
社債は資産の75%を占めるものの、収益の割合としては63%程度となり、社債以外のリスクの高い資産で収益を押し上げています。
一方で、DCはその性質から分配金による収益が無いので、値上がりしない限りは収益性ゼロとなる質の悪い資産です。
実際の収益としては社債に偏るので、社債利息の受け取る月のキャッシュフローはプラスとなり、それ以外の月はマイナスになりやすくなっています。
リタイア生活においては、それらの収益見込みを管理して出費を考えることになります。