マイナンバーがもっと普及すれば良いと思う理由

2020年1月23日木曜日

時事ニュース

消費税アップによるポイント還元は6月で終了し、年後半からマイナンバーを使ったマイナポイントが始まるようです。

上限2万円までですが25%分のポイントがもらえるようですので、家族で合計すれば割と大きな額になると思います。

ただ、マイナンバー制度には良い印象を持たない人が多く、マイナンバーカードの普及率は10%台の前半で止まっているとのこと。

かく言うRanpaもマイナンバーカードは作っていません。

マイナンバーがもっと普及すれば良いと思う理由

マイナンバーが普及すれば色々なものが効率化されるので、普及させることには賛成意見です。

それは、Ranpaが働いていた時の経験に基づきます。

金融機関は多くのお客さんと取引をしますので、その1つ1つをデータで管理しています。

銀行であれば口座番号をキーとして管理するのですが、1人で2つの口座を持っていた場合、名前や生年月日、住所などの情報で同一人物かどうか判断します。

しかし、名前や生年月日、住所での特定はあやふやで、同姓同名で生年月日も同じ人が結構な割合で出てきます。

特に、よくある名前の方に多いのですが、住所が違っていても引越しされている可能性があるため住所が違うからそのまま別人とは判断できません。

同一人物かどうかを判断するには、色々と非効率なことが発生していました。

マイナンバーのように個人が特定できる重複しないキーがあれば、そのような面倒なことは要らなくなるのでしょう。


AIが仕事を奪うとよく聞きますが

正しくシステムに仕事をさせるには正しいデータが必要になり、ここでも同一人物かどうかよくわからないことは足を引っ張ります。

全体で何人いるのか分からなければ、平均値を出すこともできないので、システム任せにすると重複を無視して全く違った数値が出てしまいます。

AIが仕事を奪うとよく聞きますが、AIが得意な分野は大量の正しいデータがある時なので、同一人物かどうかよくわからないことはシステム化の足かせにもなってしまいます。

色々なものが1つのキーで特定できれば

役所仕事以外に民間企業でも色々なものが1つのキーで特定できれば、システム化が進んで効率化され、結果として安くサービスが提供されることになるでしょう。

ただし、色々なものが1つのキーで特定できればリスクも増えるので、逆にデメリットも出てきてしまいます。

マイナンバーを管理するためのセキュリティーにはかなりのコストがかかります。

勤めていた会社でも、他と区切りをした専門のスペースを設け、システムも他とは遮断した環境が必要など・・・。

まとめ

上限2万円までですが25%分のポイントがもらえれば、嫁と2人で1万円分のポイントになり、家電の買替えなどに使えれば嬉しいい金額です。

しかし、効率化したいからといって単純にポイント還元で普及させようとしても無理があるようにも見えてしまいます。

良い仕組みを導入するには、そのための苦労が必要で、それを乗り越えてこそ効果を発揮するものと思うのですが。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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