セミリタイアより完全リタイアの方が安全と感じる理由

2020年1月28日火曜日

退職ニュース

アーリーリタイアを目指される方の中には、完全リタイアではなくセミリタイアを考えている人も多いと思います。

働かずに自由に暮らしつつも、お金が少なくなったら働く生活や、いったん今の会社を辞めてアルバイトで生活するなど、セミリタイアと言っても色々あります。

完全リタイアを選んだRanpaとしては、好奇心や趣味の延長としてアルバイトが出来るのであれば、セミリタイアも良いように見えます。

しかし、完全リタイアして収入を最低限とすれば、税金や社会保険で低所得者としての恩恵を受けることが出来るので、中途半端に働きにくいのも実際のところです。

結局、完全リタイアの生活が良いだろうと今に至りますが、セミリタイアより完全リタイアの方が安全と感じることもあります。

<関連ブログ>
完全リタイアとセミリタアでは税金や社会保険料が違ってくる
セミリタイアとアーリーリタイアどちらがいいか

セミリタイアを失敗したという記事を読んで

実際の話かどうか分かりませんが、ネットでセミリタイアを失敗したという以下の記事を読みました。

早期退職の募集があり退職金が割増しされるとのことで、その退職金で住宅ローンを全額返済すれば、お釣りがある上にその後の返済が無くなります。

早期退職に応募し、転職して気楽に過ごそうと考えた人がいました。

しかし、実際に退職して転職活動をしてみたが、思ったような就職口がなく、ローンを返済した残りの退職金もすぐに使い果たし、今は以前よりも条件の悪い会社で働いているそうです。

確かに、早期退職の対象となる年齢の人の再就職はリスクが高く、Ranpaも昨年はハローワークに通ったので、その辺りは実感として分かる部分があります。

働く時間が短くなっても、給料が〇分の1になることは覚悟すべきで、知らない仕事をゼロから覚えるのは大変なことでしょう。


セミリタイアの選択

本当は完全リタイアをしたいのだが、リタイア資金が足らないのでアーリーリタイアをして補うという選択は多いのではないでしょうか。

辞めた後の働き口や条件が決まっているのであれば良いのですが、再就職は思ったよりも厳しいもので、恐ろしく条件が悪くなってしまう可能性は高いと思います。

そうなると、セミリタイア生活は以前のサラリーマン生活よりも不満が多くなり、本末転倒になるでしょう。

セミリタイアの場合は、働くことが前提となるのですが、その働き口の不確定要素がリスクになってしまいます。

会社を辞め、生活のためにアルバイトをしているが、その仕事が本当に給料が安い上につまらない・・・、しかも税金や社会保険料が結構高い・・・と、なりそうです。

就職市場は経済合理性に基づく

就職市場は経済合理性に基づくので、良い就職口はすぐに誰かに奪われ、その辺りに転がっているものは条件の悪いものであって、生涯現役の社会とか、一億総活躍社会などと聞きはしますが、それが現実でしょう。

企業側では少しでも人件費は安くしたいでしょうし、すぐに人が集まるような仕事であれば条件を良くする理由がないと思います。

逆に、長く働いた会社であれば、収入面だけでなく、仕事の内容にまで既得権がありますが、転職すればそれらはリセットされてしまいます。

このように考えると、セミリタイアより完全リタイアの方が安全と感じてしまいました。

少しでも早くリタイアを実現するには背に腹は代えられない部分もあるとは思いますが、長く働いた会社を辞めることは一方通行で後戻りが出来ないため、安易にセミリタイアを選択して失敗しないようにしてください。


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自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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