アーリーリタイアを目指さない人でも考えておくべきこと

2020年1月20日月曜日

退職ニュース

アーリーリタイアして1年と2ヵ月が経ちました。

今のところは概ね想定通り、順調と言っても良い状況ですが、このブログに記載してきた通り、突然の思い付きでアーリーリタイアをした訳ではなく、長い間の計画段階を経てようやく実行に移したものですので・・・。

しかし、アーリーリタイアする人の中には十分な計画や準備をすること無く始めた人もいると思っています。

どのように生きるかは巡り合わせによるところが大きく、予期せぬことでアーリーリタイアとなったような人です。

今後、このタイプのアーリーリタイアは増加すると思います。

多くなってきた希望退職者の募集ニュース

昨年ぐらいから業績の悪く無い会社でも希望退職者を募集しているというニュースをよく目にします。

業績が悪くなってからの雇用調整ではなく、悪くなる前に実施しておくというものが多いようです。

背景としては、40代後半は社員数が多く収入も高額になっているためですが、何もしなければ定年延長によって多くの高齢社員を抱えることとなるので、早めに手を打って身軽にしておくべきという考え方があります。

政府は、生涯現役の社会を実現するために定年延長を推進しているのですが、それが原因となって真逆の動きが出ているということでしょう。

企業が10年先を考えて経営をするならば、当然の動きであろうと思います。


もし良い条件の募集があれば申込ますか?

かく言うRanpaも早期退職制度を利用してアーリーリタイアを始めたのですが、Ranpaの勤めていた会社には45歳を過ぎて早期退職すると退職金が加算されるという規定が従来からありました。

その規定を30代で知り、何度も読んでアーリーリタイアの計画を立てました。

しかし、ニュースで発表されているような希望退職者の募集のケースであれば、あまり考える時間が無く、十分な計画を立てないまま申込むことになってしまうのでしょう。

良い条件になる程、その条件に目がくらみ、突然のアーリーリタイアとなる可能性が高くなります。

会社も事前に発表してくれれば良いのですが、人事制度は未公開で準備されるものが多いため、社員側は不意打ちをくらいやすいのでしょう。

年配の社員を少なくして若手を活用するのは当然の流れで、今後もますますその動きは活発化すると思います。

アーリーリタイアする可能性に気付けば・・・

このようなニュースを知る度に、そのうち70歳定年になる・・・と油断をさせつつ、逆にアーリーリタイアする可能性が高まっているのであろうと感じます。

もし良い条件で希望退職の募集があった場合はどうするか・・・、これはアーリーリタイアを目指さない人でも考えておくべきことでは無いでしょうか。

〇〇歳で〇〇万円あればアーリーリタイアしても良い、アーリーリタイアしてからは〇〇に住んで、〇〇して暮らしていく・・・という現実的な計画です。

希望退職を募集するだけであれば良いのですが、会社に残った場合は給料が安くなることとセットになることも多く、実質的には選択の余地が無い場合もあるでしょう。

そのような状況を見越して、アーリーリタイアをする計画は40歳を過ぎれば誰でも考えておくべきで、考えて損することは無いと思います。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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