高配当株ではなくてリートに投資している理由

2020年2月24日月曜日

投資全般

昨日「高配当株に投資して配当生活をする方法」を記載したのですが、反響が大きかったのでリートについても記載してみようと思います。

Ranpaの退職資産のうち、価格変動する資産の殆どをリートに投資しています。

現時点での評価額ベースですが、Jリートとインフラファンドに約2,670万円、海外リートには約310万円になっています。

高配当株にも少々投資はしているのですが、リートをメインとしている理由について記載します。

高配当株とリートの違い

高配当株とリートを比較した場合、リートは不動産事業に特化しているのですが、一般の事業会社は色々な事業をしているという違いが基本と考えています。

一般の事業会社では色々な事業をしているので、2年後・3年後に急拡大するものに手を出しているかもしれませんが、リートは同じ事業を続けるだけなので基本的には急拡大することはないでしょう。

一般の事業会社であれば、新たな事業によって利益がどんどん拡大し、株価もどんどん上昇することはあるのですが、リートの場合は保有する資産から得られる賃料収入に相応する上昇に止まってしまいます。

逆に、儲かっていた事業であっても新たなものが生み出され、時間が経てば衰退することはよくあるのですが、不動産は金などと同様に存在自体に価値があるので、不動産事業は半永久的に継続されるでしょう。

リートは基本的に株式のように株価が2倍・3倍と上がることが無い代わりに、ある程度の利回りになる分配金が支払われ続けるものとして考えています。


リートが下落する時

とは言え、リートも保有物件に空室が増えたり、賃料が下がれば収入は減るので分配金は少なくなってしまいます。

また、銀行から借り入れをしてレバレッジをかけているのですが、金利が上昇してもスプレッドが低下するので利益は少なくなってしまいます。

今は低金利でありながら空室率が低く賃料は高止まりしているので、分配金が多くなり、リート価格は上昇しているのですが、それらの要素が悪化すればリートの収益は低下して分配金が減り、リート価格も下落してしまいます。

ただし、それらの要素を見ていれば、ある程度はリート価格の動きを理解しやすくなるとも言えます。

Ranpaの場合、株式よりもリートの方が理解しやすいという理由でリート投資をしています。

リートは需給に影響されやすい

全リートを合計しても株式全体と比べれば比較にならないぐらいに規模が小さく、リートは需給に影響されやすい特徴があります。

業績と違った動きをすることがあるので、リート投資を難しくしています。

Ranpaがリート投資を始めた約2年半前は、銀行が毎月分配型の投資信託を販売しなくなった影響でリートへの資金流入が少なくなり、リート価格が下落した時期でした。

価格が下がって利回りが高くなったので、良い機会と判断してリート投資を始めました。

リタイア資産の投資先としてのリート

Ranpaとしてはリートの方が理解しやすく、毎日チェックする範囲も狭いため高配当株ではなくリートに投資をしています。

ただし、過去にはリートの破綻もあったように何が起こるか分からないため、リタイア資産の運用は一定の範囲内にするようにしています。

色々な見解はあると思いますが、Ranpaの場合はこのような背景でリートに投資をしています。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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