高配当株に投資して配当生活をする方法

2020年2月23日日曜日

投資全般

定年退職した人が配当生活を目論んで退職資金を原資に高配当株に投資をしたところ、株価が下落して退職資金が3割減になってしまった・・・などという失敗例をよく聞きます。

リタイアした人はまとまった退職資金を持っていると思いますので、それを上手く運用したいと考えることは一般的なことであろうと思います。

逆に、低金利時代に銀行預金へ預けるだけという人は少なくなっているようにも感じます。

ただ、初めての投資が退職金を中心とした退職資金によるというのは危険でしょうね。

高配当株で失敗するパターン

今は銀行に1,000万円を預けて1万円ぐらいの利息収入があれば良い方でしょうか。

しかし、高配当株には配当利回りで5%ぐらいのものがあるので、1,000万円を投資すれば税引後で40万円ぐらいになります。

40万円あれば、月に3万円の贅沢が出来るので目がくらみそうになるでしょう。

しかも、高配当株には日本たばこ産業やキャノンといった有名企業があり、株式投資を初めてするという人には魅力的に見えると思います。

因みに、配当利回り(予想)で日本たばこ産業は6.79%、キャノンは5.76%もあります。

この手の有名企業であれば潰れることは無いであろうから、長期保有していれば株価が下がっても配当金で取り戻せるだろう・・・と。


高配当の裏側にあるもの

基本的に業績の悪化している銘柄は株価が下落しているので、配当利回りは高めになりやすいものです。

配当金は過去の実績の結果として支払われるのですが、株価は将来の価値を見越しているため、そこにタイムラグが発生します。

業績が右肩下がりの会社は、常にこのタイムラグが発生して配当利回りが高めになる傾向があるのです。

ただし、業績が良いのに配当利回りを高く設定している会社もあるので、投資するならしっかり業績を確認して、そのような方針の会社を選ぶ方が安全でしょう。

投資は少しずつが基本と思います

せっかくの退職資金を減らさないためには、ある程度の投資の経験を積んでからでなくては非常に危険です。

退職金を貰って初めて資産運用をするのではなく、サラリーマン時代から少しずつ投資を続けた方が安全でしょう。

マネー雑誌などを見ると、高配当株で配当生活をしている人の話や、優待株で優待生活をしている話など、魅力的な情報に塗れています。

それを見て投資を始める人も多いとは思いますが、投資には危険がつきものです。

せっかくの退職資金なので、いきなりの投資で失敗して減らさないためにも、サラリーマンの時から資産運用を始めて損は無いと思います。

恐らくリタイアすれば多くの人が資産運用をすることになりますので。

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自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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