リタイア後に住む家について考える

2020年6月28日日曜日

住まい

アーリーリタイアして今の家に住み始めて20か月が経過しました。

購入する前は、賃貸が得か、持ち家が得か、かなり悩みましたがどちらが正解だったのか考えてみます。

賃貸であった場合との費用比較

〇今までに発生した出費
今のところ修繕費は発生していないので、出費は固定資産税だけです。
月按分した固定資産税の20か月分を算出しました。
・・・11万円(固定資産税)

〇もし賃貸であった場合
住む場所や物件によって家賃は大きく変わるのですが、都市部や駅近でなくても良いことを考慮して、総額で月に8万円として20か月分を算出しました。
・・・160万円(家賃)

単純に現状の固定資産税と家賃のみで考えた場合、1か月あたりの差額は約7.5万円ですので、住宅購入費である約1,400万円の回収が出来るのは15.6年後になるようです。

戸建てはそのうち修繕費が発生しますが、一方で、月8万円の賃貸は戸建てよりも狭いと思いますので、簡単には良し悪しの判断は出来ないのですが・・・。

<関連ブログ>
購入した1400万円の一戸建てはどんなものか、セキスイハイムの特徴
不動産購入者必読!物件選定から購入までの経緯を報告

自宅を購入せずリートに投資して運用していた場合

今の家は現金で購入していますので、もし賃貸であった場合、そのお金は手元に残っていたはずです。

そのため賃貸であれば、自宅購入資金を運用することが出来ますので、それを計算してみます。

今投資しているリートの平均利回り(税引後)は4%ぐらいですので、購入資金1,400万円をリートに投資した場合の年間収入を単純計算すると56万円になります。

さきほどの固定資産税と家賃との差額に運用収入を加えてみると、1か月あたり差額は2.8万円に縮まります。

運用収入を加味した場合、回収に要する期間は41.7年後とかなり伸びます。

ただし、40年以上も安定的に4%の運用が出来る前提となるのですが、仮にそれが可能であれば賃貸の方が良いとなるのでしょうか・・・。

CREAL

自分に貸していると考えれば

金融商品に投資して何十年も安定的に4%で運用することは難しいのですが、確実に借り手がいる不動産であれば長期の運用であっても安定すると思います。

賃貸に住めば月に8万円の家賃が出ていきますので、1,400万円の不動産を購入して自分に貸していると考えればどうなるでしょうか。

8万円から経費となる固定資産税を差し引くと、月に約7.5万円、利回りとしては6.4%になります。

もし本当の不動産賃貸業であれば、収入に対して税金がかかり、社会保険料も増加するのですが、それらは発生しません。

ただし、住宅の価値は時間とともに劣化していくので、1,400万円の元本回収は出来ないのですが、半永久的に安定した運用は出来ると思います。

まとめ

アーリーリタイアして今の家に住み始めて20ヵ月が経過しましたが、今のところ答えは全く分かりません。

何らかの理由で引っ越しをする可能性が出てくるかもしれませんし、そうではなく長く住み続けるかもしれません。

家を購入せずに住宅資金を運用していれば、投資が当たって倍になるかもしれませんし、逆に半分になるかもしれません。

住宅購入は投資のようなもので、簡単に損得が分かるのであれば、苦労しないということでしょうね。

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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