これからはリタイアした人の割合が急激に増加していく

2020年6月21日日曜日

時事ニュース

街を歩いていると高齢者の比率が高いと本当に感じます。

新型コロナで観光業は大きな打撃を受けていますが、観光地でも高齢者の比率は非常に高くなっていると思います。

若い世代は学生であったり、働いていたりで、自由時間の大半はリタイアした高齢者が使っているのだろうか・・・。

ふと、日本の年齢別人口を見て気付いたのですが、今後10年でリタイアした人の割合は急激に増加するように思えます。

定年延長といっても今後10年で

総務省統計局による2020年5月時点での概算人口ですが、5歳刻みで見ると最も多いのはRanpaの属する45歳~49歳で980万人、次に多いのは70~74歳で902万人です。

一方、20歳~24歳、25~29歳、30~35歳、といった10年後には主力として働くこととなる層については、それぞれ、641万人、626万人、665万人で、Ranpa世代の2/3程度です。

今でもリタイアした高齢者人口は多いのですが、恐らく、今後は45歳~49歳の多くもリタイアすることとなり、リタイアした人の割合は急激に増加するように思えます。

長寿化によって、今の高齢者の殆どの方は長生きされるため、リタイアした人が増加する一方で、働く世代は減少してしまいます。

この数字を見ると、定年延長や生涯現役を目指さなくてはならないことがよく分かりました。


さらに下の世代は・・・

さらに下の世代の5歳刻みの人口ですが、15歳~19歳が577万人、10歳~14歳が534万人、5歳~9歳は505万人、0歳~4歳は471万人と減少していきます。

少ないとは感じていましたが、子供の人口はRanpa世代の約半分になっているのですね。

Ranpaが子供の頃、街にはもっと若い人が多くいて、高齢者の比率は低かった記憶はあるのですが、そのような光景は過去のものとなり、今後はさらに高齢者の比率が高まるのだろうと思います。

そうして、日本はリタイアした人であふれる状態になってしまうのでしょうか。

二極化するのだろう

年齢別人口を見ていると、今後はリタイアした人の割合が増加すると思えるのですが、一方でリタイア人口が多くなることによって待遇は悪化するのでしょう。

何かと高齢者は保護の対象となりやすいのですが、将来は保護のレベルが下がってしまい、働かなくてはならない人は今よりも増えると思います。

全体としてはリタイアした人の割合は増加するのですが、増加したことによって年金の受給額が減ったり、税金や医療費が高くなるなどで、働かなくてはならない人も増加するのでしょう。

余裕のある人は長いリタイア生活をすることとなり、そうではない人は今よりも長く働くことになりそうです。

悪い方のグループに入らないためには、若い時からリタイア後のことを考えて頑張らなければならないということですね。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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