リタイア資産2億円についての考察

2020年8月31日月曜日

時事ニュース

多数の一般の方がRanpaのリタイア生活にコメントしている」に記載した一般の方からのコメントには、リタイア資産は2億円必要というものがありました。

Ranpaがサラリーマンの時には考えもしなかった金額でした。

そのため、もし2億円を目標とした時はどうだろう・・・と考えてみました。

2億円のリタイア資産を貯めるには

サラリーマンの生涯年収が2億円台と言われますので、45歳で2億円を貯める場合はかなりハードルが高くなります。

入社後、45歳までの23年間、毎年平均すると870万円を貯めていくペースです。

仮に退職金が3,000万円あったとしても、毎年740万円が必要です。

退職を60歳とすればどうでしょうか。

入社後、60歳までの38年間を、毎年平均すると527万円を貯めていくペースです。

仮に退職金が3,000万円あれば、毎年448万円が必要額になります。

45歳よりハードルは下がりますが、それでも厳しいと感じました。

2億円を現実的に考えた場合、45歳では難しく、60歳まで働いて何とかどうか・・・というぐらいでしょうか。

もし2億円を必要条件とすれば、アーリーリタイアは難しいということになるのかもしれませんね。


もし2億円のリタイア資産があれば・・・

45歳で2億円のリタイア資産があった場合、仮に90歳まで生きるとして計算すると、運用しなくても毎月37万円を使い続けることが出来ます。

しかも、資産の取り崩しだけで生活すれば、所得税や住民税はほぼゼロになりそうですし、社会保険料も減免されるのではないでしょうか。

もしRanpaのように持ち家であれば、固定資産税以外の住宅費は要らなくなるので、固定費を7万円として毎日1万円ずつ使う生活が出来ます。

人それぞれ、生活水準もそれぞれなので、このレベルが必要ということもあるのでしょうね。

さらに2億円を運用すれば、普通の生活費ぐらいの収入は確保が出来そうです。

ただ、リスクとしては90歳まで生きることなく早死にしてしまうことでしょう。

60代で死んでしまえば、1億円以上も残してしまうことになりますね。

必要額とリスクの金額を区分けする

リタイア資産を考える際、普通に生活をするために必要となる金額と、リスクを考えて持っておきたい金額の区分けを行います。

もしかすると・・・を考えすぎれば、2億あっても足らなくなるでしょう。

今の日本最高齢まで長生きする可能性がある、難病にかかって長期の介護生活になるかもしれない、家が火事になるかもしれない・・・など。

そこまで行かなくても、車が故障して想定よりも早く買い替えるかもしれない、雨漏りして高額の修繕費が発生するかもしれない・・・などもあります。

多くの場合、2億円ぐらい必要と感じるのは、これらのリスク対策として安全バッファーを持っておきたいと考えた時ではないでしょうか。

しかし、リスクに対してはすべて満額の手当をする必要はなく、もし〇〇の場合は〇〇をして対応する・・・というように、発生率の低いリスクは最悪のケースを回避する最低限の手当だけを考えておけば良いはずです。

Ranpaとしては、上手くリスク・マネジメントをすれば、意外と必要額は下がるように思えるのですが・・・。

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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