リタイア後の安心はどこまで追求するか

2020年11月17日火曜日

退職後の費用

アーリーリタイアを目指す人にとって、リタイア資産はいくら必要なのか・・・は、難しいですが、何とか答えを出さなくてはならない問題ですよね。

難しくなる原因は未来のことが分からないため、不確定要素を整理しにくいからであろうと思います。

安心を得るため、不確定要素についても手当をしておこうと考えたくなります。

しかし、100%の安心を目指せば膨大なコストが必要になるでしょう。

安心の追求はアーリーリタイアを遠ざけてしまうような気がします。

安心を追求するほどリタイアは難しくなる

安心したアーリーリタイアをするには、想定される不安を払拭しておこうと考えます。

しかし、その不安となる原因はそれぞれ発生率が異なるでしょう。

もしかすると、130歳まで生きるかもしれませんし、日本の年金制度が破綻して全く年金がもらえなくなるかもしれません。

もしかすると、地震で家が潰れるかもしれませんし、お金のいる難病にかかってしまうかもしれません。

それら不安の原因をそれぞれ100%手当するとなれば、アーリーリタイアは恐らく出来なくなると思います。

どこまでを必要とし、それ以上の不安は解消出来ない・・・との割り切りも必要でしょう。

安心とコストの関係

安心とコストの関係にも収穫逓減の法則が関係すると思います。


5割の安心を得るためのコストはほぼ無料で、8割の安心を得るにはそれなりの出費が必要となり、10割の安心を得るには無限に近いコストがかかるというような考え方です。

安心のレベルを高めれば高めるほど、安心は単価が高くなっていくのでしょう。

そのため、投資と同様に予算の中で最大の効果となる安心対策をすることが現実的であろうと思います。

理想と現実のバランス

結局、安心の追求は理想の追求なのでしょう。

しかし理想とはパラダイスであって、非現実的な世界ですよね。

確かな現実を考えるには、不確かな理想を考えるよりも労力が要ります。

安易な理想を追求することは、面倒なことを後回しにしているだけなのかもしれません。

そうして時間がどんどん過ぎて行くのだろうと思います。

本当にアーリーリタイアを目指すのであれば、理想を求めるよりも、確かな現実を考えるための努力が必要となるのでしょうね。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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