時間をかけてアーリーリタイアの準備をしてきたとします。
そうして、最後の仕上げは会社を辞めることとなるのですが、殆どの人は会社を辞めることには不慣れなはずです。
アーリーリタイアの準備が整うに至るまでも長く大変であったとは思うのですが、最後の最後、会社に退職を伝えて、実際に退職することも意外に大変です。
Ranpaの経験を踏まえ、リタイア計画の最後のハードルについて考えてみます。
上司に退職を伝えるということ
上司に退職の旨を伝えることは避けることの出来ない手続きの1つです。
長く働き、お世話になっている上司に対しては、非常に高いハードルになりますね。
突然、退職の話を始めても、相手は全く想像もしていないであろうから驚くでしょう。
また、上司としては部下に辞められたくないでしょうし。
仕事の期限とは違い、辞める報告はいつでも良い訳で、明日で良いだろう・・・と、ついつい先延ばしにしてしまいます。
Ranpaの場合は、上司と面談をする機会に〇〇と思っている・・・とそれとなく匂わせる話をすることから始めました。
意外にハードルが高いため、時間をかけて伏線を張っておくことが良いのでしょう。
同僚達からの誘い
上司に退職することを伝えると気が晴れます。
そうなれば、お世話になった同僚達にも退職を伝え始めるのですが、その段階から退職が急速に現実化してきます。
長年、一緒に働いてきた同僚達と話していると、辞めて会わなくなる寂しさが湧いてきます。
その状態で、同僚達からは、本当に辞めるのか・・・と、何度も聞かれますし、やっぱり残ったら・・・とも何度も言われます。
油断していると、辞めるのを撤回しようかな・・・と、本気で考えそうになりますね。
同僚達からの誘いを断ることも意外に高いハードルだったと思います。
背後にある片道切符の不安
長く働いていれば自然と辞める時のハードルは高くなるでしょう。
また、アーリーリタイアするのは自由であって別にやらなくても良い訳ですから、最後のハードルを越えるキッカケを見つけることも難しいと思います。
やはり、これまでの安定的なサラリーマン生活を捨てて、片道切符でリスクの高いリタイア生活をしようとしているのですから、ハードルはとても高く感じます。
リタイア生活に全く不安がなければ、最後の手続きはもっと事務的に進めることが出来るのかもしれませんが、不安があるから最後のハードルは想像以上に高くなりますね。
長期に渡ってアーリーリタイア計画をしてきた人でも、ここで辞めずに残ることを選択する人は絶対いるのだろうと思います。
アーリーリタイアの準備を整えるだけでも大変なことですが、リタイア計画の最後のハードルを越えることも意外に大変になると思います。
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