今ではあまり感じなくなりましたが、アーリーリタイアを始めたばかりの頃、働いていないことに多少の罪悪感がありました。
同僚達のことを思い出して、今日も普通に働いているのだろう・・・と想像しました。
時間の経過とともに罪悪感は薄れていくのですが、それでも世間体として、働いていないことはあまり知られたくないことですね。
マイノリティ故の行動パターンかもしれませんが。
アーリーリタイアは悪なのか・・・
そもそも、アーリーリタイアすることは良くないことなのでしょうか・・・。
みんなが働いている時に働かないことは道徳的に良くないようにも思えますし、宗教的にも働くことは美徳とされているように思います。
また、長寿・高齢社会においては、働くことが出来る人には働いてもらい、税金や社会保険料を多く支払ってもらう必要があります。
収入をミニマムにして非課税世帯となり、社会保険料の減額・免除をしてもらう人が増えれば、社会は成り立たなくなるのでしょう。
そのように考えれば、アーリーリタイアがムーブメントになってはならないのかもしれません。
自分でリタイア資産を準備し、それを使って生活をするだけなのですが・・・。
情報の露出は極端に少ない
脱サラして田舎で蕎麦屋などを始めた元サラリーマンの紹介は時々テレビでも見ます。
しかし、アーリーリタイアして税金や社会保険をミニマム化させ、働かずに生活している元サラリーマンの紹介は、恐らく見たことがありません。
公式なものとしては、マネー雑誌に資産運用の一環として掲載されるぐらいで、あとは個人のブログぐらいでしょうか。
働かずに生活している人は社会との接点が少なくなるため、テレビに出るようなきっかけが無いとも言えますが、アーリーリタイアした人の情報は極端に少ないと思いませんか。
タブーとなっている自主規制説
アーリーリタイアが増えればマズイことになるという理由で、マスコミなどが自主規制をすることはあるのだろうか。
共産主義国であれば、アーリーリタイアを持ち上げるような番組を放映することは出来ないと思います。
そこまで行かなくても、一応、報道機関はその公共性から道徳的な判断を求められているはずです。
単なる空想にすぎませんが、それにしてもアーリーリタイアが公式に紹介されるケースは少ないように感じます。
アーリーリタイアとは、考える人が少なく、一部の人だけが目指している妙な領域にあるものかもしれません。