KDDIが『povo』という、月に2,480円のスマホの新料金プランを発表しました。
ドコモもソフトバンクも先日2,980円のプランを発表したばかりですが、倍以上の料金を支払っていた人にとってみれば、今まで何だったんだ・・・と言いたくなりますね。
もちろん、ショップでの対応が無いなど、サービス自体が違うようですが。
そもそもスマホの利用については、ごく一部の超ハードユーザーが全体の利用量を押し上げ、大半のユーザーは料金分の利用をしていないと聞きます。
また、スマホの苦手な高齢者は携帯ショップに行って何度も説明を受けるそうですが、それ以外の大半の人達は、殆ど携帯ショップのサービスを受けることなく続けているとも聞きます。
今回の新料金は、これまで得をしていた人と、損をしていた人とを区別したということでしょうか。
得する人と損する人について
電車で座っている人も立っている人でも同じ料金となるのは不思議ではないですか。
当たり前のことなので、そういうものと考えてしまえばそれまでなのですが、本来、座った状態で運ばれるのと、立ったままで運ばれるのとでは違ったサービスとなるはずです。
指定席のように座る人と立つ人を明確に分ければ良いのですが、普通の通勤電車でそれをするのは非効率になるのだろうと思います。
そのため、同じ料金を支払っているのに、得をする人と損をする人が出てきます。
通勤時間を避ければ受けるサービスは向上するのですが、普通のサラリーマンはそれが出来ないから損をする確率が高くなるのでしょう。
少数の得する人は多数の損するに吸収される
百円ショップや回転寿司などでも同じようなことがあります。
商品によっては販売価格が原価スレスレのものや原価の方が高いものから、逆にかなり利益率の高いものまであるでしょう。
お客さんは色々購入するので、全体として利益が出るように調整しています。
しかし、原価の方が高いものばかり購入して得をしている人もいると思います。
その場合、多数派となる普通に色々と購入するお客さんによって、それらの損失は吸収されるのでしょう。
保険や宝くじも同じようなもので、一部の人が得をする分、多くの人の損失によって吸収される仕組みはどこにでも存在しているのでしょう。
アーリーリタイアは得する側となるのか
もし、通勤時間を避けて電車に乗ることが出来るなどの自由度があれば、得する側に近づきやすいのかもしれません。
時間も余裕も無ければ、多少の損も甘んじて受けることとなりますので。
時間と余裕があることによって、先着順のサービスを受けることや、混雑していない時に格安の料金でサービスを受けることが出来るのだろうと思います。
さらに、時間と余裕があることで、それらの情報を早めに正しくキャッチすることも出来るのでしょう。
時間も余裕も無ければ、降ってきた絶好の機会に気付かないことがあると思います。
アーリーリタイアすれば得する側になるとは思いませんが、少なくとも時間も余裕も無い人よりも得する側になりやすいのかもしれません。
こちらもどうぞ。。関連ブログ。