アーリーリタイアするにはいくらあれば良いのかを調べていると、色々な考え方が出てきませんか。
家計調査によると平均の生活費は月に〇〇万円であり、リタイア後の生活費としては〇〇万円×〇〇年として最低でも〇〇千万円必要になる・・・というもの。
逆に、リタイア後は支出が減るため、工夫すれば生活費は月に数万円となり、リタイア資金は意外と少なくても良い・・・というものなど。
リタイアされた方のブログ等を見ていると、驚くほど少ない資金でアーリーリタイアをしている人がいる一方で、人生100年時代となり、老後資金の不足が深刻になると主張する人もいます。
そのため、アーリーリタイアする目的を2パターンに分類して考えてみました。
優先順位の違いによる2種類のパターン
まず1つ目は、働くのが嫌なので単純に働かない生活をしたい・・・ということを目的とするものです。
朝起きるのが嫌、会社に行くのが嫌、働くのが嫌、他人に指示されるのが嫌・・・等、サラリーマンをしていると多くの嫌なことを我慢しなくてはならないのですが、これらから解放されることを目指します。
もう1つは、働く必要が無くなったのでリタイアするという、人生における無駄や不要を避けることを目的とするものです。
これ以上、働かなくても想定している生活を維持することが出来るようになったので、働く意味が無くなったからリタイアするパターンです。
この2つは、それぞれアーリーリタイアする目的ですが、それぞれ相反する部分があります。
そのため、アーリーリタイアを計画する際は、どちら寄りにするのかを考えることになるのだろうと思います。
それぞれ犠牲にするものが出てくる
1つ目の、働くのが嫌なので単純に働かない生活をしたい・・・ということを目的とする場合、少しでも早く解放されたい訳で、究極的にはリタイア後の生活を犠牲にしてでもリタイアすることを目指します。
働かない生活が出来さえすれば、リタイア後は貧乏な生活であっても我慢は出来るという考え方にもなります。
逆に、人生における無駄や不要を避けることを目的とする場合、リタイア後も普通の生活を続ける前提で準備が必要になりますので、働く期間は長くなってしまいます。
さらには、普通以上に安心の出来るの生活を求めるのであれば、働く期間はさらに長くなっていきます。
結局、働きたくない気持ちと、リタイア後の生活の質とを天秤にかけ、つりあう時点がアーリーリタイアする時期になるのでしょう。
何に重点を置くかは、人それぞれですので、ベストな時期も人それぞれですね。
どちらの方向でいくのか考えること
この2つのパターンに分けた場合、それぞれに犠牲にするもの出てくるため、アーリーリタイアの計画をする際には、どちらをどれだけ犠牲して良いかを整理することが基本になると思います。
働く期間が短ければ、リタイア後の生活は品祖になりますし、リタイア後の生活の質を高めたいと考えれば、働く期間は長くなってしまうという当たり前のことですが・・・。
これを上手く整理せずに進めてしまうと、不本意な結果になってしまうのだろうと思います。
アーリーリタイアは片道切符ですので、慎重であるべきですが、大胆さも必要になる難しい判断になります。
ただ、1つ言えることは、正しいリタイアする時期というのは、他人が勝手に決めた定年退職の時期では無いのだろうということです。
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