格差が拡大している・・とか、格差社会が進行しているなどとよく聞きます。
確かに収入の格差は広がっており、よく言われる、派遣と正社員の違いだけはなく、能力給化が進むサラリーマン社会の中でも、それは進んでいると思えます。
格差があれば、生活や働き方も異なるように思えるのですが、実際にはどれだけ差があるのだろうか・・・。
会社の中だけを見れば、どんどん昇格していく人と、そうでは無い人とでは、あまり生活や働き方の差は感じなかったように思えます。
意外と、昇格していないような人であっても、リッチな生活をしている人は多かったような記憶があります。
収入の格差
高額納税者と一般の人を比べると、有り得ないぐらいの収入格差がありますよね。
そこまでではなくても、普通のサラリーマンの中であっても格差は大きいと思います。
普通をどの範囲までとするかにもよりますが、収入格差は3倍ぐらいあるのでしょうか。
働く時間、内容、辛さなどにもよるとは思うのですが、考えてみれば、1.5倍の違いであっても、格差としては大きいはずです。
この格差だけで考えれば、本来、収入の少ない人は長く働く必要があり、多い人は短くても良いように思えるのですが・・・。
勤続年数の格差
一方、勤続年数については、収入ほど格差はないと思います。
単純計算で考えてみると、収入が2倍あれば、働く期間は1/2でよくなり、逆に、収入が1/2の人であれば、働く期間は2倍必要になるはずです。
当然、生活水準の違いがあるなど、一概には言えないと思いますが、ある程度はそのような法則があっても良さそうに思えます。
しかし、実際はそうではなく、収入と勤続年数との相関性はそれほど高くないような気がします。
収入が多い人であっても、世間一般的に退職するような年齢まで働き続けるという、経済合理性に欠ける状態になっているのではないだろうか。
本当は働かなくてもよい人が働いている
収入の2倍や3倍の格差は普通に存在するとは思いますが、それを勤続年数に当てはめることは、そもそも不可能なのかもしれません。
20歳~60歳までの40年間働く人がいれば、半分の期間となる40歳でリタイアする人、1/3の期間となる34歳でリタイアする人がいることとなるのですが、まだそのような状況が一般化しているようには見えません。
本当は働かなくてもよい人が働き続けているのが、現状であろうと思います。
しかも、その本人は働きたくないと考えていてもです・・・。
そのことに気付いた時、アーリーリタイアすることが浮かんでくるように思えます。
色々と心配事が多いので、働き続けたくなる気持ちが出てくるのですが、収入格差の実態を考えれば、そこまでの準備は不要と思えるようになるのではないでしょうか。
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