サラリーマン時代、アーリーリタイアするための資金計画については、何度も考え、何度も見直しをしました。
時間の経過とともに、計画通りに進んでいるのかを確認し、ズレがあれば修正することと、そもそも計画自体が正しいのかを考え直すことですね。
その計画の中身は、大きく分けて2種類となり、1つはリタイアするまでの計画と、もう1つはリタイアしてからの計画になっていたと思います。
ただ、アーリーリタイアをしてしまうと、計画通りに進んでいるのかを確認し、ズレがあれば修正することは続けるのですが、そもそも計画自体が正しいのかを考え直すことへの興味は薄れてしまうようです。
もうアーリーリタイアしたのだから、計画通りに進んでいれば良いだろう・・・と考えてしまいがちになります。
リタイア開始がゴールではないので
ただ、リタイアしてからも、計画自体が正しいのかを考え直すことは必要ですよね。
リタイアすれば完成ではなく、リタイア後も日々の生活は続いていきます。
しかも、時間とともに環境は変化しますし、新たにやりたいと思うことも出てきます。
リタイアしたからといって、その後の新たな計画を考えることなく、漫然と時間を過ごしてしまうことで、取返しのつかない失敗が生まれるかもしれません。
リタイア後も当初の計画を再構築していく必要があるのだろうと思います。
貯めるより使うほうが難しいは本当
リタイアするまでの計画と、リタイアしてからの計画との大きな違いとしては、前者はお金を貯めること、後者はお金を使うことを主としている点でしょう。
その2つを比べた場合、何となく、お金を使うことよりも、貯めることの方が難しいように感じるのですが、実際は逆ではないかと思います。
貯める段階では自分でアクセルを調整することがなく、自然体で貯まるのを待つだけですが、使う段階になると、アクセルで速度を調整することになります。
お金を余らさず、しかも、不足させることもない、絶妙な調整をしていかなくてはならないのですよね。
俗に言われる、お金は貯めるより使うほうが難しい・・・は、本当だろうと思います。
再構築するポイント
再構築するポイントとしては、まずは、計画段階での不確定要素が確定していく時点で行う必要が出てくるでしょう。
例えば、リタイア生活に慣れておよその生活費が分かってきた段階や、リタイアして3年目となり、税金や社会保険料がミニマムになった段階などですが、恐らく、最大のポイントになるのは年金受給額が確定した段階ですね。
サラリーマンが働き続けてしまうことと同じように、リタイアしてからも、無意味になるべくお金は多い方が良い・・・と考えてしまいますので、本当にそれが正しいのか・・・ということを自問自答し続けなくてはならないと思います。
考えることを避け、無難な安全策をとっていれば、使うことなく余らせてしまうお金が出てしまいます。
何となく安全だろう・・・と、意味なく保守的に生きてしまう危険は、リタイアしてからも無くならないように思えます。
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