ここ最近の投資しているリタイア資産は横ばいの状況が続いています。
7月から続いていたリートの下落は止まったのですが、恐らく、7月の水準が高すぎたのであろうと思っています。
特にニュースが無ければ、リートは今ぐらいの水準でウロウロするのではないかと見ています。
価格が上昇していかなくても、インカムゲイン投資をしていることから、これぐらいの水準で安定してくれれば意外と嬉しいです。
TOPIXとリート指数の動き
9月には菅首相退陣などの政治がらみの影響を受けてTOPIXは急上昇したものの、リート指数は殆ど反応していませんでした。
しかし、9月後半になってTOPIXは急上昇分を帳消しする下落をした後、TOPIXはリート指数と連動する動きへと戻ったように思えます。
多様な銘柄を含むTOPIXは政治がらみの影響を受けやすいのですが、不動産に特化しているリート指数はその影響を受けにくいようです。
リートを投資する際には、マクロ経済に影響を与えるような情報よりも、不動産に関連する個別具体的な情報を重視すべきと言えるようにも思えます。
投資している資産の状況(社債除く)
社債を除く、投資しているリタイア資産の状況を纏めました。
感染者数の減少傾向により、比較的、商業系リートの調子は良いのですが、空室率が上昇しているオフィス系はイマイチです。
9月の三鬼商事オフィスレポートによると、地方でオフィス空室率は低下したものの、東京、横浜、名古屋地区ではまだ上昇しているようですので、オフィス系の動きにはまだ注意をしていかなくてはなりませんね。
今後について
オフィスの空室率ですが、コロナが収束すればコロナ前に戻るのか、それともリモートが定着してコロナ前には戻らないのでしょうか。
不動産に投資する側としては非常に気にしてしまう動きですが、オフィスを使う会社側としても、コロナ後の働き方としてリモートをどれだけ残すのか、気にしなくてはならないのだろうと思います。
今までは生産性への影響を無視して、効率が悪くてもリモートをする状況にあったのですが、コロナが収束すれば、リモートを続けるかどうかは経済合理性に見合うかどうかで判断されるのでしょう。
ただ、長期的に見て経済合理性に見合うかどうかの判断は難しいでしょうから、会社側としては自社の状況を把握しつつ、他社の状況も見ながら動くのだろうと思います。
オフィスの空室率問題、今後の方向が判明するには、まだしばらく時間がかかりそうですね。