【実際どうなのか】FIREが増えるのは良い事?悪い事?

2021年11月20日土曜日

働き方

FIREという言葉は一般化していると思うのですが、FIREを実践する人はどれぐらい増えているのだろうか。

もし増えているとすれば、少子高齢化が進む日本で働かない人が増えることは、悪い方向に進んでいると言えるのかもしれません。

一方、労働という生産活動はしなくても、投資という生産活動はしているので、働いていないと100%言い切れないような気もするのですが・・・。
 
ただ、現行の税制や社会保障制度における働かない少額投資家は、税金や社会保険料の支払いが少ないという点においては問題で、その辺りは悪影響と言えるのでしょう。

FIREが増えるとどうなるか

FIREの実践が増えることで意外に良くなることもあるような気がします。

FIREの実践により退職する人が増え、サイドFIREする人により雇用が流動化するとします。

そうすると、会社側としては辞める人が増えるので求人を増やさなくてはならなくなり、その結果として賃金上昇につながるのだろうと思います。

優秀な人材も含めて会社を辞める人が多くなれば、会社としては損失となるのでしょうから、辞めないように待遇を良くしなければならないのでしょう。

逆に、辞めない人が多いので、早期退職を求めたり、給与制度の改悪をすることになるのでしょうね。

辞めないことによる弊害

サラリーマン社会には働き続けることを美徳する雰囲気がありますので、多少の不満があっても辞めずに働き続けます。

会社側としては賃金を増やさなくても人材確保に困らないだけではなく、むしろ、待遇を悪化させ、不要社員を辞めさせたいと考えます。

その結果、他の先進国よりも給料は安くなり物価も上昇することなく、デフレが続くことになるのでしょう。

働き手が多い事と、働く時間が長いことで何とか持ちこたえている現状は、FIREの実践が増えることで打開できるのかもしれません。

ただFIREする人が少ないことで

ただ、視点を変えてFIREした側から考えると、賃金の上昇は関係がなく、物価は低い方が良いですから、このままの状況が続いた方が良いとも言えますね。

FIREの実践が増えることなく、辞めないサラリーマンを続けてくれることで、リタイア生活者は税金や社会保険料の支払いが少ないという恩恵を受け続けることが出来るのかもしれません。

とは言え、長期的に考えれば、日本が諸外国にどんどん劣後していくことは、リタイア生活者にとっても良くないことです。

FIREの実践が増えつつ、それが世の中に貢献もしている・・・というのが理想的ですね。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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